ボケパノ(Bokeh Panorama)セカンドステージへ
ボケパノ(Bokeh Panorama)に関しては一月以上のごぶさたになってしまった。
この間、Facebookに『和風ボケパノ』というグループを作って有志と技術及品評交流をしていた。
4月から始めたボケパノだが試行錯誤の期間がほぼ終了したかな、と自己判断している。
↑
これなどは、50㎜F1.8(Rollei Planar QBM)をα7に装着したのだが、あまり歪みもせず3D感もよくでたほうだった。
できれば85㎜か135㎜がボケパノ向きだろうが50㎜もなんとか使える。しかもF1.8でもそこそこ行けます(^^♪
しかしながら85㎜F1.4で撮影するとほんと楽々とボケ、また浮き上がってくれるので楽しい。
英米の大御所たちはCanon FD 85㎜F1.2Lが御用達なのは以前にも述べたがしかしF1.4でもまあ問題なく撮れる。
そこで機材はわたし的には、α7+Samyang 85㎜F1.4を定番とすることにした。
しかし、とくにボケパノを撮ろうとしてではなくお散歩カメラとして標準レンズをつけていてひょいと気が向けばボケパノを撮ることもある。
それが上のRollei Planarだった。これもあり、ですね。
散歩でも、今日はボケパノだと気合を入れる日もあるわけで、そういう時はモチーフを探す時もボケパノ視点になっている。
機材以外でも合成枚数と合成ソフトが重要なのだが、試行錯誤の結果今は3x3の9枚を左上開始の「逆S字」撮影にして、ソフトはマイクロソフトのICE(Image Composite Editor)を主に使用している。
これが自分的には一番楽でストレスなしにボケパノが合成できるというわけで、こうして、機材、撮影枚数と方法、合成ソフトのボケパノ三位一体がほぼ決まった。
決まる前には英米の大御所たちを真似て大枚のショットを重ねていた。
以下などは、6x4の24枚だった。
こうするとボケの部分が増加しまた画面が大きくなるのでよりボケパノらしいことは確かであります。
しかし急いて付け加えておくとこの時使用したレンズはAi Nikkor 55㎜F1.2でありました。
そのためよりパノラマ感がでたようです。
こうした経験を踏まえた上で、しかしあえてすでに述べたような機材と撮影枚数及方法、合成ソフトでじぶんのスタイルが決まったようなので、これからはこのテクニックを利用したセカンドステージへ進めるな、と判断したのであります。
by amselstillalive
| 2017-06-24 17:20
| 写真撮影
|
Comments(4)
Commented
by
blackfacesheep2 at 2017-06-25 12:11
アムゼル師匠、ボケパノ普及活動、お疲れさまです。^^
私もようやくボケパニストになりました・・・あ、ボケパニアンかな、それともボケパナー?^^;
大きなフォーマットでしか得られない描写が、より小さなフォーマットでも実現できるというのはなかなか面白いですよね。
被写界深度自体は、35㎜フルフレーム機でも中判と同じなんですが、見た感じが違うんですよね。
フルフレーム機のD610に装着したAi Nikkor 55mm/F1.2の有効径は45.8、ばけぺんの105㎜/F2.4の43.75より大きいぐらいなのに、不思議です。
画角もほぼ同じレンズですが、フォーマットが3:2と69:56と違う・・・
これが原因なんでしょうかねえ。
ま、今後の研究課題です♪
私もようやくボケパニストになりました・・・あ、ボケパニアンかな、それともボケパナー?^^;
大きなフォーマットでしか得られない描写が、より小さなフォーマットでも実現できるというのはなかなか面白いですよね。
被写界深度自体は、35㎜フルフレーム機でも中判と同じなんですが、見た感じが違うんですよね。
フルフレーム機のD610に装着したAi Nikkor 55mm/F1.2の有効径は45.8、ばけぺんの105㎜/F2.4の43.75より大きいぐらいなのに、不思議です。
画角もほぼ同じレンズですが、フォーマットが3:2と69:56と違う・・・
これが原因なんでしょうかねえ。
ま、今後の研究課題です♪
0
Commented
by
amselstillalive at 2017-06-25 16:34
黒顔師匠、
結局のところ35㎜版で中判風の画が撮れる、これがボケパノの魅力の核心ですね。ゆえにAPS-Cあるいはm43よりは35㎜フルフレームで撮りたい、この要求に勝てずα7をゲットしたのでした。D610を手放すのが早すぎました凹凸
だいたいのところ立体感とか空気感とかすべて目の錯覚ですから、いかに自分と他人の目を誤魔化すか、ここにこの遊びの面白さがありますよね。35㎜版も中判も、ご指摘の通りレンズの有効口径は同じなので、ボケの違いは結局はフィルムあるいはセンサーサイズの大小に由来すると考えるしかありませんね。ボケパノは沢山撮って画面を拡大するので中判のボケに近づく、この解釈でいいのではないでしょうか?
6x6,67サイズをある程度把握した後はぜひともシノゴに挑戦したいと思います。その時はボケパノでなくてもまあいいとして、出来得ればアンぜル・アダムスのようなパンフォーカスがいいなあ~、と夢想しています。
結局のところ35㎜版で中判風の画が撮れる、これがボケパノの魅力の核心ですね。ゆえにAPS-Cあるいはm43よりは35㎜フルフレームで撮りたい、この要求に勝てずα7をゲットしたのでした。D610を手放すのが早すぎました凹凸
だいたいのところ立体感とか空気感とかすべて目の錯覚ですから、いかに自分と他人の目を誤魔化すか、ここにこの遊びの面白さがありますよね。35㎜版も中判も、ご指摘の通りレンズの有効口径は同じなので、ボケの違いは結局はフィルムあるいはセンサーサイズの大小に由来すると考えるしかありませんね。ボケパノは沢山撮って画面を拡大するので中判のボケに近づく、この解釈でいいのではないでしょうか?
6x6,67サイズをある程度把握した後はぜひともシノゴに挑戦したいと思います。その時はボケパノでなくてもまあいいとして、出来得ればアンぜル・アダムスのようなパンフォーカスがいいなあ~、と夢想しています。
和風ボケパノもセカンドステージ突入ですね~♪
黒顔羊師匠も本格参加され、活気が出てまいりました!
撮影方法の確定までの試行錯誤は、大凡終わりましたね。
私の中では、まだOverlap量の一定化とカメラの振り方の試行錯誤が終わっておりません^^;
これ、合成枚数が増えれば増えるほど、合成エラーの原因として顕著に影響が出てくるように思います。その為、そこを詰めなくてはな~、と思っております。
1枚目と最後、見事な浮きっぷりですね~♪
私は、まだ50㎜や55㎜でボケパノしてません。
でも、広角を作りたいのであれば、50㎜F1.2を持ち出すのが吉かもしれませんね。
85㎜だと・・・相当重ねなければいけません~^^;
黒顔羊師匠も本格参加され、活気が出てまいりました!
撮影方法の確定までの試行錯誤は、大凡終わりましたね。
私の中では、まだOverlap量の一定化とカメラの振り方の試行錯誤が終わっておりません^^;
これ、合成枚数が増えれば増えるほど、合成エラーの原因として顕著に影響が出てくるように思います。その為、そこを詰めなくてはな~、と思っております。
1枚目と最後、見事な浮きっぷりですね~♪
私は、まだ50㎜や55㎜でボケパノしてません。
でも、広角を作りたいのであれば、50㎜F1.2を持ち出すのが吉かもしれませんね。
85㎜だと・・・相当重ねなければいけません~^^;
Commented
by
amselstillalive at 2017-06-26 05:16
ありがとうございます。
Jodan師匠が結局何をボケパノに求めているか、これが問題でしょう(^^♪
わたしめの場合、中判風だなと印象付けるある程度ボケて、中判標準だなと思しき範囲まで広角なら、とりあえず善哉、とするのであります。ゆえに3x3の9枚で充分かな、と。そしてこの枚数ならカメラの振り方及オーヴァーラップも習慣的にちゃっちゃっと済んでしまいます。そして枚数なら合成にも支障がでにくいですね。2か月間のスキルでしたが、まあおよそ以上のようなあたりでとりあえず見切ったのであります。これに厭きたら次のステップを考えます♬🎶
Jodan師匠が結局何をボケパノに求めているか、これが問題でしょう(^^♪
わたしめの場合、中判風だなと印象付けるある程度ボケて、中判標準だなと思しき範囲まで広角なら、とりあえず善哉、とするのであります。ゆえに3x3の9枚で充分かな、と。そしてこの枚数ならカメラの振り方及オーヴァーラップも習慣的にちゃっちゃっと済んでしまいます。そして枚数なら合成にも支障がでにくいですね。2か月間のスキルでしたが、まあおよそ以上のようなあたりでとりあえず見切ったのであります。これに厭きたら次のステップを考えます♬🎶