アムゼルの個人的撮影生活とその結果報告および若干の意見など

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光蜥蜴はやはりいたアムステルダム

気がつくと帰宅してからもう一週間がたっていたアムステルダム滞在だ。

この一週間は真夏日が続いてボケが進行したためか記憶が混乱している。

すでにのべたように晴れ曇り雨が予告なく入れ替わる狂った空模様のため

撮影は難儀だった。

それでも発見した光蜥蜴♪

Bike at canal in Amsterdam 3


国立博物館(Rijksmuseum)のポスターが貼ってある広告塔(ドイツ語ではLitfasssäule)のあたりにたゆたふ

光蜥蜴なのであった。

また、
Bike at canal in Amsterdam 5


家族連れのツーリストらしき一団がレンタサイクルを止めて運河脇で休止中と思わしき光景

しかしアムステルダムの自転車通行速度はかなり早く

家内はいちど事故っている。

ツーリストは徒歩かバス・地下鉄を利用したほうが無難であろう。

<以下余談>

切符の買い方は以下に詳しい。

一日滞在なら以上で充分だが、市民は別の方法があるのでついでに述べておきます。

●地下鉄駅などには乗車券(磁気カード)が購入できる機械が設置されている。
●カードはdepositとして7ユーロかかる。
●そしてそのカードに10ユーロなり20ユーロなりの料金を買ってダウンロードする。
●バス・トラムは乗車時、地下鉄は改札通過時にチェックインといわれるスキャンをする。
●降車時と出口改札通過時にチェックアウトととして再度スキャンする。
●この間、一時間以内であれば最低料金1ユーロ40がダウンロードした前払い料金から引き落とされる。
●前払い料金残高は改札通過時のチェックイン・アウトの際示される。
●残金がなくなれば同じカードに再度料金前払いダウンロードができる。
●しかし支払いはオランダの銀行が発行した銀行カードが必要である。

ドイツにはない先進的なシステムである。
未だ利用したことがない噂に聞くだけの日本のSuicaに似たシステムだろうか?
長期滞在またはしょっちゅう訪れるビジネス客には便利である。
しかし紛失するとそれっきりなので再度購入しなければならない。
いずれは欧州各国の銀行口座カードでの支払いが可能になることが予想される。
目下は家内が有するオランダの銀行カードを使用している。


<余談終了>

以上二枚は、XF35㎜F1.4Rで

そして以下の二枚は、XC16-50で撮影した。


the man came from another season.


不順な天候とはいえ8月中旬、腐っても夏である。

後景の子連れ夫婦の服装がまさにこの季節のものらしくあるが、

しかるにこの男、長く大きいマフラーでまるで初冬のような身作り、理解し難いが

しかしこういうなんでもありが欧州らしくもある。

ここから遠くない橋を渡った向こう側では

dancing shadows on Amstelstraat, Amsterdam


斯くの如き眩しい光のなかで影が躍るという、

いかにも夏だと大いばりの光蜥蜴が大活躍中なのであった♪









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by amselstillalive | 2016-08-28 05:38 | Amsterdam | Comments(6)

X-T10によるJPEG撮り出しモノクロ赤フィルター

JPEG撮り出しを試みた。フィルムシュミレーションはモノクロ赤フィルター。

撮影場所は家内実家近くの公園であります。


Wertwiesenpark, Heilbronn
原寸拡大すると粗が目立つが小さいサイズでは高精細に見える。



Wertwiesenpark, Heilbronn

画面中央遠景のカップルにピンを合わせたが

絞りF8のためパンフォーカスになった。



Wertwiesenpark, Heilbronn

これは光のあたった枝葉の粗さがめだった凹凸

人物も不十分な精細感である。



Wertwiesenpark, Heilbronn

こちらの人物も粗い。

こんなではどうもいけませんね凹凸


Wertwiesenpark, Heilbronn

これは1/8のスローシャッターで草の動きを

(但し、偶然こうなっただけ♪)

XC16-50は廉価版ズームだが高精細な描写なので期待したがしかしめざましい成果はなかった。

やはり世評とは異なりFuji XシリーズはRAW現像が必要なようである。

次回はRAW現像したモノクロ赤フィルターを紹介する。





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by amselstillalive | 2016-08-18 18:48 | 機材 | Comments(0)

X-M1回顧

もっかX-T10ばかりをもちだすので他の機材の出番がない。

2年半メインだったD610は、APS-Cでは不足するボケ味を楽しむためにキープするつもりだが、

X-M1をどうしようか、その判断の基礎とするために若干の回顧をしてみた。


N and lonely bench


これはXC16-50で撮影したが、ほとんどFOVEON並の高精細な描写に吃驚したものだ。

X20の描写もよかったが如何せん小さなセンサーサイズによる細部の甘さゆえフジAPS-Cでは最小のX-M1を試してみたのである。

キットレンズの優秀さも強く印象付けられた。

一方、アダプター遊びについても試したが、


Bokeh with Planar 2


Planar 1.4/50 T* ZSを装着してみた結果も善哉♪

35㎜換算75㎜の焦点距離だが十分なボケであった。

しかし、レンズとカメラのバランスはよいとは言えない。

そこで小型軽量のパンケーキXF27㎜をゲットした。



Central Station of Antwerp, Belgium


人によってはぼろくそ評価もうけるレンズだが、しかし個人的には見かけによらずによい描写であると判断する。

また、X-M1とのバランスも絶好である。

しかし

やはりファインダーなしの撮影スタイルがわたしめのごとくロートルにはなじまない。

そこで、X-T10の入手に至ったわけである。

さてどうするか?

描写そのものはむしろX-T10よりも繊細ではないか、という感じを持つ。

技術的に改善されているはずのX-T10が当然上のはずであるが・・・・

そのあたりまだ充分使いこなしているとはいえないX-T10であるので

X-M1を処分するのは今少しペンディングとしておこう♪







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by amselstillalive | 2016-06-03 16:21 | 機材 | Comments(6)

シャドーピープル X-T10によるヴァレンシア光蜥蜴6

ダイナミックレンジが広いX-T10は、シャドウとハイライトを調整してコントラストをあげても

白とびや暗部のつぶれもない。

しかしまったくないわけではない

結果、「シャドーピープル」が出現しその効果を楽しむこともできた。

at a corner of El Carmen <Valencia light & shadow>

これなども中心人物がほぼつぶれているが、よく見ると髪の色や形も残っている。

逆に壁面のデティールなども飛んでしまう一歩手前で頑張ってくれた。

こうなると面白い。

そこでこの効果を多用することになった。


at Plaza de Virgen, <Valencia light & shadow>


ここでは手前のたばこに火をつける男はほとんどつぶれシルエットだけになった。

しかし壁面の淡い影とのコントラストもでて撮影者は上出来と判断した。

同一場所で何枚か撮影したうちの他のイメージが以下だが

これはJPEGクラシッククロームで撮影したものをモノクロ化したものだが

劣化もほとんどなく広いダイナミックレンジのお蔭で

暗部もよく描写されている。


The house of rising sun, Plaza de la Virgen, Valencia

ここでは画面中央の街灯のたもとにいる人物がシャドーピープルとなったが

初老の女性とわかるほどつぶれずにいてくれた。

今回のヴァレンシアではこうしてたくさんのシャドーピープルが出現することになったのである♪








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by amselstillalive | 2016-05-19 21:24 | ヴァレンシア | Comments(6)

X-T10によるヴァレンシア光蜥蜴5

数日前の記事でふれておいたCharlene Winfred 式のスキルの応用編である。

ヴァレンシアの中心街、銀行が立ち並ぶ一角に感じのよい影が射していたので

その街かどに立ち止まって連続して撮影した。

people in light & shadow, Valencia


撮影方向を右にふって

shadow people, Valencia


少しさがって


Carrer de les Barques, Valencia


交差点をわたって


Yesterday, Today and Tomorrow


などなど

ポイントにはまればいくらでも好みのイメージが切り取れる。

道行く人々もわたしが何を撮影しているか不明なので無視してくれている。

これまでスナップを避けてきたのは仰々しいDSLR(とくにレンズ)が

人々の警戒心を引き起こすからだった。

小さいミラーレスは忌憚なく路上で使用できる。

X-T10によりわたしのスタイルが変化中なのであります♪
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by amselstillalive | 2016-05-18 16:10 | ヴァレンシア | Comments(4)

X-T10によるヴァレンシア光蜥蜴3

いわゆるスペイン人とは見かけがことなるヴァレンシア人について一言。

これは簡単なことで、ミラノ人がいわゆるイタリア人に似ていないことと同様なことであろう。

結論から言えば、バレンシアやミラノにはゲルマン人のDNAの影が濃い

ということだろう。


DSCF6412 66


北イタリアの場合はロンゴバルト族、スペインの場合は西ゴート族というゲルマン人が例の民族大移動でこれらの地域に移住して、そのDNAが連綿と継続し今もその民族的特徴を表出してる、としか考えられまい。

街角で見かける女性たちは(男には目が行かないので、悪しからず)、どうもドイツ人か北フランス人としか言えないのだ。

ブロンドヘアー、鋭くクールな眼光、高い背・・・・etc


DSCF6415 sw66


ドイツに住む身としては実に見慣れた女性たちの姿なのである。

ドイツやフランスからのツーリストという可能性もなきにしもあらずではあるが

以上挙げた二枚からは現地の人という印象しかもてない。

さらに、独仏から何らかの理由でここに居住する人々である可能性もある。

いちいち確認するわけにも行かぬし、自分の感覚を信ずるしかない。


ある日、独仏伊人どの国人といわれても通用しそうな美形に出くわした。


at a corner of Valencia, <Valencia light & shadow>


彼女の見かけは北フランス人である。

ブロンド、顔つき、服装ふくめてフランス風の香りが漂う。

背もドイツ人としては低いのでこれはやはりフランス人だ。

携帯で何か話しているがカタルーニャ語だ。


don´t pass me by, <Valencia light & shadow>


不思議な人々である。

欧州の歴史文化と民族との複雑な交錯が現前しているその場の雰囲気を直接感じていただけるだろうか?

欧州そのものが光と影の間に戯れのように女たちの表情に表出しているのだ。

などと無駄な事を考えつつファインダーを覗きシャッターを切り続けたのだった♪
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by amselstillalive | 2016-05-13 16:11 | ヴァレンシア | Comments(6)

X-T10によるヴァレンシア光蜥蜴2

FUJIFILMのXシリーズを使用する写真家を、X-Photographersとフジではなづけた。

その数は増加するばかり。みなXシリーズの描写性能に惚れこんでしまったのだ。

以下にそのリストがある。

以下はそのギャラリー

また専用のFBもある。

わたしがX-T10を購入する際に参考にした動画があって、そこに登場するのが

Charlene Winfred

である。

彼女はシンガポールで生まれ育ち成長後はオーストラリアへ移住し今はデンマーク在住ということだ。

彼女の作品がわたしの趣向にぴったりとあったこともX-T10を購入する理由となった。

その撮影方法も参考になった。

以下の動画をご覧ください。




彼女は街角のある一点に視点を定めてそのフレームに入ってくる人々を撮影する。

そのフレームには光と影も含まれている。

その顰に倣ってヴァレンシアの街角で実践してみた。



Carrer de Sant Vicent Màrtir, València


この場所で他の人々を



Calle San Vicente Mártir, <Valencia light & shadow>


撮影者がじっと何かを写そうとしている、でも俺(わたし)ではなさそうだ、

と人々をして安心させる効果があるようだ。

このスキルはこれからも大いに役立てたい。






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by amselstillalive | 2016-05-11 19:07 | ヴァレンシア | Comments(4)

X-T10クラシッククロームで見たヴァレンシア

最初に述べたが、今回はほとんどJPEGで撮影した。そしてフィルムシュミレーションはクラシッククロームを主に試した。

もっと銀残しに近い描写かと考えていたが結果はそれほどのものではなく、やや渋味がある、という程度であった。

好みである。

ヴァレンシアの核心、大聖堂と聖処女広場(la Plaza de la Virgen)付近をまとめて紹介しておこう。

どうかクラシッククロームの描写に注目してください♪


聖処女広場(la Plaza de la Virgen)la Plaza de la Virgen, Valencia



聖処女広場(la Plaza de la Virgen)から大聖堂を望む
la Plaza de la Virgen, Valencia



聖処女広場(la Plaza de la Virgen)に面する聖母デサンパラドス教会堂(Basilica De Nuestra Senora De Los Desamparados)と大聖堂の北側入り口(特殊な場合のみ開門)
la Plaza de la Virgen, Valencia



聖処女広場(la Plaza de la Virgen)から大聖堂入り口およびライナ広場(Plaza de la Reina)への路
Way to la Plaza de la Virgen, Valencia



大聖堂入り口ファサードにあるヴァレンシア市の紋章
catedral de Valencia





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by amselstillalive | 2016-05-10 18:15 | ヴァレンシア | Comments(6)

X-T10によるヴァレンシア観光写真篇・続

※<観光写真篇>に掲載する画像は、FlickrにアップロードしたもののURLを貼りつけてはいますが、プライベートに限定しています。ゆえに、クリックされてもFlickrに飛びません。

さて、もう一回だけ(たぶん)<観光写真篇>でヴァレンシアの紹介をすませて本番にはいります。

しかし本番とは何か、という本質的な疑問はつねにぶら下げたまま。


015.gif


スペイン、光と影(luces y sombras)

これが年少のころより染みついたスペインに対するイメージだった。

これはおそらく堀田善衛の『ゴヤ』(およびその他のスペインに関する書諸著作)のせいだと思う。

著者とその著作については長くなるので今はふれない。年少のころと還暦を過ぎた今では当然違った見方がある。それについては、おいおいふれることもあろう。


DSCF6377


これはヴァレンシア大聖堂の中の一礼拝堂にある

『悔悛しない瀕死の病人に付き添う聖フランシスコ・ボルハ』というタイトルをもつ、ゴヤ初期の作品である。

堀田のこの作品にたいする評価は低いが、ただし瀕死の病人の枕元で死をまつ三匹の化け物が、後の「黒い画」の萌芽が見られると指摘している。

慧眼の士はすでにおわかりのことと思うが、わたしの今回のヴァレンシア撮影三昧のテーマは

光と影(luces y sombras)

なのである。

敬愛する黒顔羊師匠ならこれを、光蜥蜴、と呼ぶ。師匠の顰に倣ってわたしもこのシリーズを

ヴァレンシア光蜥蜴、と名付けるよう。

さて、このゴヤの作品がある大聖堂こそヴァレンシアの中心であって、そこから旧市街はすべて徒歩で到達できる範囲にあり
わたしの撮影もこの旧市街内にほとんど限られ日がな一日とぼとぼと光蜥蜴を求め追いつづける行程であった。


ヴァレンシア大聖堂をレイナ広場から望む
DSCF6402

大聖堂内部正面
DSCF6368


堀田善衛は第一次戦後派とジャーナリズム用語で呼ばれる文学者の一人だった。戦前戦中のリベラル派であり共産主義者ではなかったが「反天皇制」の共和主義者だった。

件の『ゴヤ』も朝日ジャーナルに連載され後に単行本化されたのだが、若く愚かなわたしはそれを朝日ジャーナル紙上で愛読していたものであった。

いま、40年の歳月を経て『ゴヤ』を再読するとその左翼リベラルの臭みが堪えがたい。

しかし、ゴヤを生んだ18世紀から19世紀にかけてのスペインがいかなるものであったか?凡庸で紋切り型の偏見的スペイン像とはちがった、そしてそれを打ち崩したのが『ゴヤ』であった。その評価は再読後も変わらないし、堀田への敬愛の念はいっそう新たなものとなったのである。それはその政治的立場には一切関わりがない。

と、いまのところはとりあえず記しておいて先に進もう。

次回からは

ヴァレンシア光蜥蜴 

を楽しんでいただければ幸いです。







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by amselstillalive | 2016-05-07 18:11 | ヴァレンシア | Comments(4)

X-T10によるヴァレンシア観光写真篇

さてヴァレンシアと聞いてわが国人が思い浮かべるのは
1)地中海に面した港町
2)オレンジ
3)パエリアといったところだろうか?

3)はまさにパエリアの故郷でありどこにいってもパエリアはありつけるし、実際日に一度はパエリアを食することを旅行中の目標にしていた。

DSCF6409


2)は半分正しい。世にいうヴァレンシア・オレンジは実はカリフォルニア産であってスペイン産ではない。しかし柑橘類は豊富にある。

DSCF6538



1)は全くの誤解である。ヴァレンシアは海岸から6キロも内陸に位置している。しかし一度乗り換えるが地下鉄で海岸近くまで行ける。市内中心部から30分もかからない。

DSCF6576


あらかじめお知らせすると、今回掲載する画像は、いつもどおりFlickrにアップロードしたもののURLを貼りつけてはいるが、しかしこれら観光写真を全世界に公開するのは恥ずかしいのでプライベートに限定しています。ゆえに、クリックされてもFlickrに飛びません。

実をいえば、わたしも、1)と2)については見事に誤解をしていたのだ。

とくに、1)についての誤解は皆さんも同様ではないか?

上の画像でも見られるように海岸はリゾートとして美しく整備されており、100メートルほど波打ち際はまであろうかという幅広い白砂のビーチが北へおよそ2キロはあろうかと見えるほど続いている。この海岸も今はヴァレンシア市に属する。ゆえに全くの誤解というのは言い過ぎで、これも半分正しい、としておこう。

この美しきリゾートの夏の賑わいが容易に想像できるが、3月末では海水の温度は水浴に適さない。それでもビーチで日光浴を楽しむ人々が散見された。

なにしろ気温が25℃をこえていたのだ。

不安定で雲が多く氷雨や時に霰も降るライン低地地方からやってきた者にとってはまさにパラダイスというしかないヴァレンシアであった。







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by amselstillalive | 2016-05-06 19:31 | ヴァレンシア | Comments(6)