アムゼルの個人的撮影生活とその結果報告および若干の意見など

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謹賀新年!

Happy New Year! Gutes Neues Jahr! Felice Anno Nuovo! 新年快樂! 謹賀新年!


little performer>


年末に終了したクリスマス市に手路上パフォーマンスをする子供たち、

難民の子弟と思われる。

一昨年多量に受け入れた難民だが、昨年末の街には一年前より多くの難民風の人々がくり出していた。

その是非は問わぬが、しかしドイツ人たちのそこはかとない不安を感じる。

「ベルリン・テロ」を受けて市に入る可能性のある路地はすべてブロックされていた。

さて、明けて今日はすでに2日だが

朝から小雪だった。

afterglow


冬至過ぎてもあいかわらず暗い日々だが

雪の反射で明るいのが救いだ。

散歩途上に盛大な夕焼け、というより残光が空をおおうのが見えた。

やや不気味で今年の行方を暗示しているのかと思ってしまった。








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by amselstillalive | 2017-01-03 05:55 | ドイツ | Comments(4)

ACROSを、X-T2デフォルト設定で撮影してみた件

X-T2のデフォルト設定はどうなのか一度は試す価値がある。

フィルムシュミレーションはむろんACROS、XF35㎜F2を装着して撮影した。

およその結果は予想できたが、こんな仕上がりになった。

2:45 PM Düsseldorf


黒が締まり、ダイナミックレンジも広くグレートーンが滑らかで気持ちがいい♪

諧調が豊かなのは24MPの新センサーのお蔭だろう。

絞りはF2開放だが、シャッタースピードはマニュアルで1/2000を選択した。

ほとんど太陽を直視したフレームなので画面右下にゴーストがでている。

しかし、これだけしかでない、ともいえる。

午後3時前なのに陽の低さに注目されたし凹凸

winter light on Kö, Düsseldorf

上は絞りをF7.1まで絞り込んだ、しかし実はF5.6で充分なのだ。

梢を細かく描写したかったので老婆心で絞り込んだのであった。

結果は、かって惚れ込んだコダックのC41現像モノクロBW400CNの描写を思わせるものだった。

Fujifilm では同社のモノクロフィルムの描写を狙ったのだろうが、

しかしわたしには縁がなかったのでよくわからないのである凹凸

1:44PM Düsseldorf


上はF2開放であったが、ほぼ遠景の人々がよく描写されている。

XF3㎜F2は実に優秀なレンズなのである。

大きなボケを期待するのでなければF2で充分だ。

スナップのようなケースではAFも早いのでXF35㎜F1.4よりは使いやすい

という定説どおりである。

1:48 PM Düsseldorf


スナップで路上の人々をねらう場合はノーファインダーが常道だが

これもF2で撮影してしまった。

絞り込んで多くの人々を画面に入れ込むより

特定の人が浮き上がり画面に奥行きがでる開放絞りがよいと思ったからだ。

しかしそれはカメラのAF性能が頼りとなるが

その点はX-T2は実に頼りになる。

ちゃんと狙い撮りの人にフォーカスされた。

水平が偏っているがスナップならそれも魅力の一つであろう♪

1:38 PM

【結論】

X-E1+XF35㎜F1.4が醸すような柔らかくまるい世界ではないが

黒が生き生きと自己主張するようなデフォルト設定のACROSはこれはこれで魅力なのである。

この場合にはXF35㎜F2を選択するのが善哉♪

ということになった。






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by amselstillalive | 2016-12-01 20:06 | 機材 | Comments(2)

オランダ王室の故郷を訪ねて

家内の実家への帰郷はオートバーンA3号線を使用するのだが

途中、「Schloss Oranienstein」の観光案内板がいつも気になっていた。

というのも、それはオランダ王室であるオラニエ=ナッサウ家の故城のひとつだからだ。

そうである、知っている人はとっくに知っていようがオランダ王室はドイツ出身なのである。

そこで時間のあった今回の帰郷の帰路より道してみたのである。

しかし当日は休館であった凹凸。

そこはドイツ連邦軍の駐屯地でありお城はその中にあるのだった。

そこでお膝元の街であるDiezで昼食を摂ることにした。

Diez, Germany


なにやらありふれたドイツの街、という風情だが

街の立地がやや特別で

背後に小高い丘を擁し

その上に要塞が如き建物が見える

Diez, Germany


当然そこへ至らざる可からず。

しかしその前に腹ごしらえだ。

貧弱にみえる広場に一件だけレストランのようなものが

看板には「Small Prag」の文字が・・・

「小さなプラハ」とはチェッコ料理の店か?珍しいものだ

中はこじんまりとしてまだ見ぬプラハのビストロを思わせる風情

Radeberger Pils


ピルゼン・ビールはなかったが、ドイツではそれに最も近い味をもつといわれる「Radeberger Pils」を注文する。

コクのある味わいのピルツである♪

料理はグラッシュをたのんだ。

本場はハンガリーだが、まあドイツよりチェコのほうが近いので期待する。

OLEG2258


クヌーデルがまるでシナのマントウ(蒸しパン=饅頭と書くが餡なし)によく似た風味である。

牛肉はよく煮こんであり筋の部分がとろりと舌に融けるのが嬉しい♪

味付けはハンガリー風のパプリカ味ではないが、しかし美味であった。

オランダ王室の故郷を訪ねたのに東欧にであってしまったわけだ。

さて、カロリー補給ができたので丘にのぼる。

それはGrafenschloss Diezといって中世期に建てられたものらしい。

Grafとは伯爵であるから貴族のお城というわけだが、実はもっと古く790年にはフランク王国軍の駐屯地だったいう。

このあたり一帯はプファルツとヘッセンの境界でありライン川にも近い軍事的要衝ということなのだろう。

それで現在でもドイツ連邦軍の駐屯地があるのも歴史的背景と理由があるのだった。

OLEG2266


城はユースホステルやら博物館やらになっているが、この塔の上は結婚式場になっていた。

塔の麓からは市内が一望できる。

城のすぐ下はライン川の支流であるLahn川である。

OLEG2270


秋の装いが美しい。

やはりドイツは田舎が善哉、なのである♪

お城の上にはビストロもあったが

営業は夕方からということで人の姿はなく

晩秋の弱い日差しが影を作っているだけだった。

solitude


おそらく夏場のシーズンはオランダの臣民たちが王室の故郷を訪ねてこの地にやってくるものと思われるが

今はただ名曲「荒城の月」が相応しいかと思われる

枯れた季節の風が吹き抜ける古城の秋であった。






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by amselstillalive | 2016-11-06 22:42 | ドイツ | Comments(4)

Amorbachのバロック

Amorbachは不覚にもまったく知らなかった街である。

ヘッセンからシュワーベンへと抜ける途中に昼食をとるために立ち寄っただけだった。

しかしここに華麗なるバロックがあったのだ。

baroque church of Amorbach abbey, Germany


南ドイツはバロック教会が散在するバロック好きにはたまらない土地柄だ。

とくにバイエルンはドイツバロックの宝庫である。

すでにふれたと思うが、わたしの新婚旅行は南ドイツのバロック教会巡りだった。

もう30年前のことになる。

baroque church of Amorbach abbey, Germany


その際もこのAmorbachの近くをかすめ通っていたのにまったく候補地に入らなかった。

わたしも家内も無知だったのである。

Amorbachはオーデンの森にあるが、行政区分ではなんとバイエルン州に属する。

西北部の端っこである。


とWIKIにある。


baroque church of Amorbach abbey, Germany


これまでいくつものドイツ・バロック教会を参観してきたが

このベネディクト会修道院(アモールバッハ修道院)に属する教会のバロック装飾は上の部類に入るだろう。

まず彫刻が繊細で形が端正である。

また天井画のレヴェルも高い。

baroque church of Amorbach abbey, Germany


彫像と建物壁および天井の地の白

大理石(風)の薄い臙脂

黄金の装飾

この三色を基本に混ざり合った色彩のバランスの妙

baroque church of Amorbach abbey, Germany


わが国人の多くがゴテゴテした装飾が嫌いもっとスッキリあっさりしたものが善哉

と忌み嫌う向きも多いバロックだが

もっと虚心坦懐に観てもらいたいものだ。

カソリック信徒の想像し乞い願う天国とはいかなるものか?

また、幼児の姿をした天使たちに

衛生医療が不足していた時代に救うことができず儚くも病死させてしまった子供たちを

哀惜する人々の嘆きとその冥福を祈る切ない愛情が見えないか?

baroque church of Amorbach abbey, Germany


またバロックを生み出した時代と文化背景に思いをいたそう。

ルネッサンスで花開いたグレコローマンの古代文化に寄り添う人間の肉体賛歌

と同時に開始された中世教会支配に対する庶民の抵抗

新教徒とわが国では呼ばれるが新約聖書(福音書)に拠って教会権力に立ち向かった福音派と

それに対抗するカソリック側の反撃による内戦

斯くの如き乱世のあとに人々が美しいものを求めて形成されたのがバロックである

baroque church of Amorbach abbey, Germany


バロックはイタリアから発し首都ローマもバロック化し、今見られる永遠の都はバロック都市である。

そのイタリアから南風が吹き込んだ南ドイツでは、ドイツが元来持つ調和と秩序を保ちつつ

バロック独特の「崩れ」を導入した結果

イタリアとドイツとの美しき融合の結晶が残されることになった。

その中の優れたもののひとつがここAmorbachにあった。

ドイツは広くバロックの美も深い。







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by amselstillalive | 2016-10-14 17:30 | ドイツ | Comments(8)

また買わなくてもいいレンズを買ってしまった件

これはeBayが悪い。一日限りのオッファーですべての商品15%引きというセールスがあり

かねがね気になっていたFujinon XF35㎜F2R WRをついつい歩散ってしまった凹凸

XF35㎜F1.4Rで充分なのになんでまた?とお思いになるであろう。

そこがしかし標準レンズ・フリークの阿保さかげんなのである。

しかし、この描写をご覧あれ

autumn light 5


凄まじい精細感とハイコントラストである。

これでもシャドートーンが-2に設定してある。

フジのエンジニアがあるインタヴューで、XF35F2の描写性能はF1.4より下、と明言していたが

あれは何だったのか?

ただのポジショントークだったようである。

ボケ具合はしかしF1.4には及ぶまい、しかし

autumn light 6


F2開放でこれだけボケれば充分である。

しかもピンがきたところの芯の固い感じがあるような気がする。

やはりX-Pro2と同時に開発されたレンズゆえの描写性能ではある。

それがはたしてXF35㎜F1.4Rを下回っているといえるだろうか?

F2以上の絞りではこのレンズの方が上ではないか?

autumn light 7


コントラスト、シャープネスなどいかにも新しいレンズらしい鋭い切れ味である。

これではX-Pro2ないしはX-T2が欲しくなるではないか~!

いったいどうしてくれる?

しかしそれこそメーカーのもくろみ通りのユーザーの反応である

きつく戒めねばなるまい♪


the golden October is just started, but...


とはいうものの、まさにズミクロン、ともいうべきこんな描写性能を見せつけられると

あたらしいX-Trans CMOSIIIとのコラボにおいての思う存分の大活躍を見てみたいと思うのが人情

いや、Xユーザーの親ごころである♪

F14RはX-E1専用にしてF2R WRをより愛でるためには

X-T10では役不足が否めないという追いつめられた(苦笑)気分になってしまった。

いや、とんでもないレンズをゲットしてしまったものである凹凸♪







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by amselstillalive | 2016-10-07 17:30 | 機材 | Comments(4)