アムゼルの個人的撮影生活とその結果報告および若干の意見など

タグ:ドイツ ( 3 ) タグの人気記事

謹賀新年!

Happy New Year! Gutes Neues Jahr! Felice Anno Nuovo! 新年快樂! 謹賀新年!


little performer>


年末に終了したクリスマス市に手路上パフォーマンスをする子供たち、

難民の子弟と思われる。

一昨年多量に受け入れた難民だが、昨年末の街には一年前より多くの難民風の人々がくり出していた。

その是非は問わぬが、しかしドイツ人たちのそこはかとない不安を感じる。

「ベルリン・テロ」を受けて市に入る可能性のある路地はすべてブロックされていた。

さて、明けて今日はすでに2日だが

朝から小雪だった。

afterglow


冬至過ぎてもあいかわらず暗い日々だが

雪の反射で明るいのが救いだ。

散歩途上に盛大な夕焼け、というより残光が空をおおうのが見えた。

やや不気味で今年の行方を暗示しているのかと思ってしまった。








[PR]
by amselstillalive | 2017-01-03 05:55 | ドイツ | Comments(4)

オランダ王室の故郷を訪ねて

家内の実家への帰郷はオートバーンA3号線を使用するのだが

途中、「Schloss Oranienstein」の観光案内板がいつも気になっていた。

というのも、それはオランダ王室であるオラニエ=ナッサウ家の故城のひとつだからだ。

そうである、知っている人はとっくに知っていようがオランダ王室はドイツ出身なのである。

そこで時間のあった今回の帰郷の帰路より道してみたのである。

しかし当日は休館であった凹凸。

そこはドイツ連邦軍の駐屯地でありお城はその中にあるのだった。

そこでお膝元の街であるDiezで昼食を摂ることにした。

Diez, Germany


なにやらありふれたドイツの街、という風情だが

街の立地がやや特別で

背後に小高い丘を擁し

その上に要塞が如き建物が見える

Diez, Germany


当然そこへ至らざる可からず。

しかしその前に腹ごしらえだ。

貧弱にみえる広場に一件だけレストランのようなものが

看板には「Small Prag」の文字が・・・

「小さなプラハ」とはチェッコ料理の店か?珍しいものだ

中はこじんまりとしてまだ見ぬプラハのビストロを思わせる風情

Radeberger Pils


ピルゼン・ビールはなかったが、ドイツではそれに最も近い味をもつといわれる「Radeberger Pils」を注文する。

コクのある味わいのピルツである♪

料理はグラッシュをたのんだ。

本場はハンガリーだが、まあドイツよりチェコのほうが近いので期待する。

OLEG2258


クヌーデルがまるでシナのマントウ(蒸しパン=饅頭と書くが餡なし)によく似た風味である。

牛肉はよく煮こんであり筋の部分がとろりと舌に融けるのが嬉しい♪

味付けはハンガリー風のパプリカ味ではないが、しかし美味であった。

オランダ王室の故郷を訪ねたのに東欧にであってしまったわけだ。

さて、カロリー補給ができたので丘にのぼる。

それはGrafenschloss Diezといって中世期に建てられたものらしい。

Grafとは伯爵であるから貴族のお城というわけだが、実はもっと古く790年にはフランク王国軍の駐屯地だったいう。

このあたり一帯はプファルツとヘッセンの境界でありライン川にも近い軍事的要衝ということなのだろう。

それで現在でもドイツ連邦軍の駐屯地があるのも歴史的背景と理由があるのだった。

OLEG2266


城はユースホステルやら博物館やらになっているが、この塔の上は結婚式場になっていた。

塔の麓からは市内が一望できる。

城のすぐ下はライン川の支流であるLahn川である。

OLEG2270


秋の装いが美しい。

やはりドイツは田舎が善哉、なのである♪

お城の上にはビストロもあったが

営業は夕方からということで人の姿はなく

晩秋の弱い日差しが影を作っているだけだった。

solitude


おそらく夏場のシーズンはオランダの臣民たちが王室の故郷を訪ねてこの地にやってくるものと思われるが

今はただ名曲「荒城の月」が相応しいかと思われる

枯れた季節の風が吹き抜ける古城の秋であった。






[PR]
by amselstillalive | 2016-11-06 22:42 | ドイツ | Comments(4)

バルバロッサ直属の中世都市

フランクフルトから東へ向かうアウトバーンA66号線で約一時間、


縁あってちょっとこの街に立ち寄った。

あたりは低い山並みが続く土地で、街はその山に沿って比較的長く造られている。


at Gelnhausen, Germany


ドイツの木組み建築「Fachwerkhaus」はわが国の旅行者に好まれているが、

この街はそれをよく保存しているのでわりと有名なのだ。


OLEG1357


神聖ローマ帝国はローマを名乗ってはいるがドイツ帝国なのはご存知だろう。

詳しい説明は省くが、その帝国は皇帝が統治したが中には「帝国自由都市」と呼ばれた皇帝直属の都市があった。

皇帝の中ではフリードリッヒ一世は「バルバロッサ=Barbarossa=赤髭」として知られている。

ゲルンハウゼンは、その赤髭の帝国都市だった。

帝国都市というと威風堂々としているが其の実人口2万人ほどの街に過ぎない。

OLEG1366


中央広場もわりと高台にある。

普段は日を決めて市場が立つのだろうが訪れたその日は広場は駐車場になっていた。

OLEG1369


広場に面して市庁舎と↑

教会がある↓ のは定石どおりである。


OLEG1368


このイタリア風のザンクト・ペーター教会はカソリックで、宗教改革後は廃され工場に転用されていたが後に復活したそうだ。

エヴァンゲーリッシュ(福音)派の教会は中心を少し離れた東側にあり、これよりずっと立派である。

バルバロッサはイタリア統治に意欲を燃やし、息子のハインリッヒ六世はシチリア王になってずっとイタリアにいついたため


at Gelnhausen, Germany



その息子でバルバロッサの孫になるフリードリッヒ2世はシチリアに生まれ生涯南イタリアで反皇帝派との戦争にあけくれた。

それでも南イタリアではフェデリコの愛称で親しまれている。

アラブ語を含む数か国語を話す学問と芸術を好む開明君主であったからだ。

以上は余談だがバルバロッサというイタリア語の渾名をもつ皇帝らしくこの街にもイタリアの風が吹き込んでいるようだ。


at Gelnhausen, Germany


この坂を下って少しいった郊外にバルバロッサの宮殿跡がある。

車で通りすぎただけだったので写真はない。

たった半日だけの訪問だったがよい印象を残した街だった。

たぶんもう立ち寄ることもないこの街と市民に

幸多かれと祈る。








[PR]
by amselstillalive | 2016-10-27 21:34 | ドイツ | Comments(2)