アムゼルの個人的撮影生活とその結果報告および若干の意見など

"Bokeh Panorama"に相応しい機材

"Bokeh Panorama"に相応しい機材はといえばAPS-C機でないことは理論的にも実践的にもわかった。

理論上はAPS-Cセンサー機で8枚重ねで撮影しても中判ロクナナ(6x7)にしかならない。

しかし35㎜フルフレーム機であれば4枚重ねで ロクナナ、8枚重ねであれば大判シノゴ(4x5)相当の画になるわけだ。

かって所有していたD610はすでに手元にないのでフルフレーム機を新たに導入する必要がある。

手持ちのオールドレンズ(M42,L/R,Y/C,Contax Gなど)を有効利用するためα7カメラを欲しいとかねがね思っているので、このボケパノもよい理由(言い訳)になりそうだ♪

一方、問題はレンズをどうするか、である。

Flickrにおけるボケパノ大御所連はα7+FD 85mmF1.2であることはすでに紹介した。一つにはボケ量が大きいことと重量、さらにコストパフォーマンスの高さがあるからである。


BokePanoExp2S

ボケ量から検討する。

ボケ量の目安となる数値に「レンズの有効口径」がある。

焦点距離÷F値=レンズの有効口径

この数値でレンズのボケ量が簡単にわかる。35㎜版標準レンズである50㎜F1.4であれば

50÷1.4=38

となる。

手持ちの55㎜F1.2は

55÷1.2=42

であるからややボケ量が大きい。

これを85㎜、105㎜、135㎜などで比較すると

85㎜F1.2>>85÷1.2=71
85㎜F1.4>>85÷1.4=61
85㎜F1.8>>85÷1.8=47
105㎜F1.8>>105÷1.8=58
135㎜F2>>135÷2=68

となり85㎜F1.2のボケ量が大きいこと一目瞭然である。

中古現行製品などいくつか比較してみれば自ずといずれのレンズがベストであるか了解できるだろう。いちいちここで比較はしない。

比較ポイントは価格と重量である。いささか乱暴だがここでの重点はボケ量ゆえその他のレンズ性能は、まっほとんど変わりがなかろう、としておく。

やや妥協して85㎜F1.4でもいいかもしれぬ。これなら某国製の廉価レンズが新品で買える。

いずれにせよα7IIが価格落ちした時が導入時期となろう♪















[PR]
# by amselstillalive | 2017-04-21 16:04 | 写真撮影 | Comments(2)

"Bokeh Panorama"の続き

"Bokeh Panorama"を手持ちの機材で試してみたわけだが

その結果はまずまず、というところにしても、しかしボケが不足の感あり、なのは否めない。

より大きなセンサーとより小さなF値がベターであること瞭然としている。


BokePanoExp4S



前回紹介したFlickrグループ"Bokeh Panorama"にはディスカッション欄に

Best Lens for this Method


があり、そこではこの方法での大御所ともいえるSteven Hight(米)氏が選ぶべきレンズとして

1. 85mm f1.2
2. 85mm f1.4
3. 135mm f2

と指摘している。


そしてたとえF1.2だろうと50㎜レンズは薦めない、とも。


ちなみにHight氏はα7S+FD85㎜F1.2Lを使用されている。



BokePanoExp6Sbw



Hight氏と並ぶ英国の雄であるEdd Noble氏もほぼ同意見で


50㎜レンズは相応しくなく、85㎜F1.4であれば50㎜F0.95よりずっと効果がある、と述べている。


ちなみにNobel氏はα7+FD85㎜F1.2Lを使用。


理由はコストパフォーマンスと機材の重量である。


両大御所の撮影結果からみてその組み合わせがベストのように見える。


つまり結局のところ、わたしが今使用しているFujifilm X-T2+Ai Nikkor 55mmF1.2という組み合わせはこのボケパノには相応しくないようだ。


今回載せた二枚の結果を見ても残念ながらそれは明らかだ。


ではさて、ということで


次回はあるべき機材について検討してみたい。









[PR]
# by amselstillalive | 2017-04-20 17:09 | 写真撮影 | Comments(0)

"Bokeh Panorama"を試してみた

英米で流行っているかに見える"Bokeh Panorama"を試してみた。

これはPhotoshopのパノラマ作成機能を利用して中判大判写真のような大きなボケを生もうというもので、Ryan Brenizer氏が編み出した方法故、Brenizer Methodeともいわれているようだ。

色々検索してみたが日本語のものはほとんどなく英語で苦労してみたがこれもまた愉しみのひとつだ。

Flickrにはこれ専門のグループもあり、ここに掲載されている中にはとても素晴らしいものが多い。
Sony α7+85㎜F1.2を利用するとよい結果がでるようだが、今できる手持ちの機材でまずは試してみた。


BokePanoExp1S


APS-Cセンサー故に大きなボケはでないが、中判で撮影したかの如き雰囲気は出た、

最初の一枚としては上出来だ、と自画自賛するのである。

新機材導入を睨みながらこの方法をさらに研究研鑽してみたい。



興味のお持ちの方は以下をご参照あれ♪

グループ"Bokeh Panorama"
https://www.flickr.com/groups/1040743@N20/pool/
撮影方法
https://youtu.be/wuJC7n5I3mg
Photoshopパノラマ作成方法
https://helpx.adobe.com/jp/photoshop-elements/kb/3625.html




[PR]
# by amselstillalive | 2017-04-19 04:26 | 写真撮影 | Comments(2)

今年最初のアムステルダム行、Touit1832とともに

さて二日目は、(其の実一日目の晩からだが)Zeiss Touit 1.8/32を使用した。

F1.8の開放絞りゆえAPS-CではF2.8相当のボケ量になってしまうが

このレンズに期待するのはボケよりもPlanarらしい描写なので

小型軽量に収まった設計はありがたい。

Sigmaのようにガタイも重量も無視した性能追及は立派だがロートルにとっては閉口なのである。


Rietlandpark station, Amsterdam


F1.8開放で夜景を撮った。焦点を手前の二人に合わせたが、後景の路上の人々も比較的はっきり写った。

これはシャッター速度を1/150にマニュアル設定したためだろう。

ほとんどノイズもないが、これでISO5000であった。

ボケも撮り方によっては以下のようになった。


night street in Amsterdam


F値、シャッター速度、ISOともに一枚目と同じであるが、手前のモチーフにフォーカスしたため以上のような結果になった。

二枚とも、いわゆるアムステルダムらしい絵柄ではない。

ともにホテルの近くで夕食の前後に撮った。

ホテルは、かってはこの港から米国へと発っていった移民たちを防疫検査のため逗留させた施設をホテルに改造したものである。

(ホテルになる前は一時監獄として使われた時期もある。)

ゆえに立地は観光には不便な場所である。かっては港湾施設しかなかった立地だが今やオフィスビルや住居が開発された地域となっている。

さて、二日目である。

家内は別の用があり一人でドイツへ帰ったため、単独行動である。

一日目もまあ、仕事で来た家内とは別行動だったわけであるが・・・


Westerkerk(Western Church),Amsterdam


20数年前に参観したことがある「アンネフランク記念館」近くにある「西教会」である。

午前中の早い時期だったためか旅行者の姿が見えない。

この教会にはレンブラントの墓があるので有名だが今回は参観せずに外観を撮影したのみ。

F4まで絞ったが十分クリアーに撮れたと思う。

開ければ柔らかく絞ればシャープというPlanaraの標準レンズらしい性格が立派に継承されている。


at a small park in Amsterdam


いわゆる「空気感」はPlanarには期待するもののひとつだが、

この彫像群像をめぐる「空気感」を感じていただけるだろうか?

ダイナミックレンジの弱い機材では暗部がつぶれ明部が白とびしがちなこんなシーンも

X-T2の性能のおかげで楽々クリアーした。

性能的に伝統継承しながらもパッケージは現代のレンズらしくコストパフォーマンスの高いレンズと、

それとは逆に、センサー及エンジン性能の高い機能を伝統的な銀塩カメラ風のデザインに入れ込んだカメラ、

まさに善哉なコラボなのであった♪






[PR]
# by amselstillalive | 2017-04-05 18:13 | Amsterdam | Comments(0)

今年最初のアムステルダム行、XF18-55とともに

今年最初のアムステルダム行は一泊二日だった。

彼岸過ぎとてもう寒くはないがしかし海風は冷たい。

今回はカメラはX-T2一台のみ、レンズはXF18-55とTouit1.8/32の2本だけにした。

一日目はXF18-55を使用した。


Church of Saint Nicholas, Amsterdam


XF18-55は主に18㎜を使いファイルは画面比率16:9のMサイズ4240×2384で記録した。RAWも同時記録し必要があれば現像した。

何故かというと、アムステルダムについてFlickrメンバーでオランダ人の某氏がX-T2+XF14㎜で秀逸なイメージを記録されているので

ちょいと顰に倣ってみたのである。無論35ミリ版で広角21ミリと27ミリでは随分と異なるのは承知の上だ。

これまで広角はあまり好まぬが少し気分を転換してみたくなったのだ。


Amsterdam central station & VVV


ほとんどがパンフォーカスになるよう絞りもシャッター速度も調整した。

このレンズにはボケは期待していないからだ。

XC16-50は廉価版でも秀逸な写りであったが、X-T10とともに手放したので

今やXF18-55が唯一のズームになった。


Bike at water in Amsterdam 2017


X-E1に装着したよりはX-T2に使用したほうがより精細な描写に感じるのだがセンサーのお蔭だろうか?

これまでほとんど使用する機会がなかったズームだが大いに見直した。

ちなみにシャープネスは-2に調整してある。

デフォルト設定ではX-Trans CMOS II同様に細部が潰れて油絵のようになるからだ。

しかし24MPのX-Trans CMOS IIIの方がややマシかも知れない。

小さなサイズでは目立たぬしA4に印刷すればほとんど気にはならないのだが

どうも嫌でX-T10とは別れることになったのは残念だった。

それはともかく、

次の一枚はRAW現像で細部にこだわってみたものである。

画面比率も3:2にしてみた。建物をうまく画面にはめ込むためである。


Nieuwmarkt (Amsterdam)


Flickrにて拡大していただければ建物壁面が高精細に再現されているのがお分かりになろう。

XF18-55mmF2.8-4は優れたレンズである。

XF10-24㎜F4通しの広角ズームが評判良いようだがどうも重すぎるようだ。

やはり単焦点レンズが欲しい。

XF14㎜、XF16㎜、XF18㎜などが候補だが、XF18-55がここまで優秀なら

無理をして散財するには及ぶまい。

とりあえず広角側が35ミリ版27㎜相当のこの標準ズームでいいのではないか、と感じた。


Bike at water in Amsterdam 2017(4)

以上、アムステルダムについての記述がなかったが次回以降に述べたいと思います♪






[PR]
# by amselstillalive | 2017-03-29 06:52 | Amsterdam | Comments(6)