アムゼルの個人的撮影生活とその結果報告および若干の意見など

今年二度目のアムステルダム行、Distagon 2/35 ZEとともに

早くも今年二度目のアムステルダムであります。

今回はアムステル河畔のホテルがとれたので行動が楽でありました。

しかし、もっていった機材が重かった凹凸

Sony α7(416g)+Sigma MC-11(125g)+Zeiss Distagon 2/35 ZE(510g) =1051g

ということで1Kgを超えてしまったのでした。

bikers in Amsterdam


それでも新たに中古で入手したレンズを試したくて敢えて持ち出しのですが、描写性能には満足する結果でした。

またα7のEVF内でのピント拡大機能の優秀さに加えて、レンズのMFのしやすさとピンの合い方の良さもあいまって使いやすい組み合わせでした。

これが実現できたのはシグマMC-11のお蔭です。

もともとα7に用いるAFレンズがなくCanonの50㎜f1.8を使用しようとして購入したMC-11ですが、しかしAFは起動するものの前後に動くだけで合焦することはまれでとても実用に耐えるものではありませんでした。

bike at water in Amsterdam 2


でも絞りはカメラ側で動かせる、このことからレンズに絞りリングがなくカメラ側でしか絞れないZEシリーズが使えることに思いあたり、かねてから気になっていたDistagon 2/35 ZEをゲットしてしまったのです。

かってはY/Cの35㎜f2.8のDistagonは使用していたのですがf2はCosina製しか存在しません。

また一眼レフ用レンズがMilvusにグレードアップされた後も35㎜f2は継続されたものの、Classicとして残されたかってのシリーズからはディスコンになってしまい、中古で買うしかなくなったDistagonであります。(無論新品Milvusを買える資金力無し凹凸)

35㎜ということでイメージはなんだかドキュメント風になってしまうのですが、f2を駆使すればボケも得られる、というあたりに期待していました。

at a corner of Amsterdam

結果的にはボケよりもドキュメンタリー写真、スナップが主なものになってしまったのであります。

これまでは50㎜を好んで使ってはいたものの、すでに書いたこともあるように、84年に最初の一眼レフとしてNikon FG-20を購入した際にキットレンズとしてAi Nikkor 35mm f2.8Sがついてきたものをその後22年間それだけを使い続けてきたわたしめゆえ、なんだか懐かしい気分にもなったのでした。

それにつけてもこのレンズの性能は素晴らしく、実にシャープでピン合わせも楽、そして写し取る画像にはなんだか切ない気分が写るという凄みのあるレンズなのであります。

twilight in Amsterdam


それにひきかえα7の現象を受け止める画像処理がイマイチでこれを自分が気に入るイメージに調整するのがホネでありました。

素性は良い24MPセンサーでかって使用していたNikon D610と同じもののはずが、どうもRAW現像がしにくい、このあたりおそらく後継機でもあまり変化がない部分と思われ、ソニーのカメラメーカーとしての弱点があるのかもしれない。

RAW現像もJPEG撮り出しもすべてがイメージ通りの撮影と画像処理をしてくれるFuji Xシリーズが貴重に思われ、反面教師的な役をα7が果たしてくれたのでした。

また機材の軽量化においてもFuji Xシリーズとくにレンズ群が優位に立つわけで次回の旅行にはまたX-T2をもって行こうと考えています。

way to work in Amsterdam

α7はもともとボケパノ用にゲットしたものゆえ関係がないのですが、さてDistagon 2/35 ZEは今後いかに使用すべきか悩ましい事態となりました。

Fuji X用のアダプターにはAF用のものがまだなく絞りはすべて開放のみということになり使い難いでしょう。

あるいはEOSの安モノを購入することになるのかどうか、とするとまたカメラが増えそうな・・・・凹凸

それはともかく、次回はこのレンズのボケ具合を検証してみることにします。






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# by amselstillalive | 2017-07-14 17:39 | Amsterdam | Comments(0)

買わなくてもいいボケパノ用新兵器をゲットしてしまった件(Porst 135mmF1.8)

とくに必要のないレンズをついついまた買ってしまった。

Porst 135mmF1.8です。

Porst135f18


Porstはかって存在したドイツのブランドでおもに日本のOEM製品に自社ブランドを貼ってチェーン店で販売していました。

このレンズはMitake製ともTomioka製ともいわれています。マウントはM42です。口径82㎜で重さは約800gあります。かなりの重さで30分の散歩でも疲れます凹凸

描写は開放からシャープでもちろんボケはとろけるようです。何しろ有効口径が75もありますゆえ。(^^♪

Porst135


このレンズ、おもにボケパノ用に購入しました。それ以外の用は思いつきませんし必要としていません。

まさに余計な買い物なのですが、しかしその描写はさすがで魂消ました。

有効口径が75は、85㎜F1.4の61と比較していかに大きいか思い知らされます。


usual motiv


この焦点距離では9枚というわけに行かず、3x5の15枚を撮影しました。しかしこの枚数では6x6を切りだすのがやっとでした。

パノラマの名に相応しからぬイメージですが、それでもオリジナルショットからみれば随分と視界が大きくなっているのです。

DSC03310
これがピンを合わせた核心ショットですから。

しかしとはいえ、85㎜とはことなる撮影方法が当然あるわけで今はその方法を模索中です。

その過程でどうもICEでの合成がうまくゆかず、フォトショップで合成したら思いもかけずこんな横長のいかにもパノラマ風の画になってしまいました~。


summer evening light 16


ちなみにこれは3x3の9枚合成だったのですが、結果的に上部分の三枚分が消えてしまったのでした。

しかしこれはこれでいいかなあ、と(^^♪

それにしてもこのレンズの描写は超越的素晴らしさです。ピンがきた部分の切れの良さ、ボケた部分のとろける感じ、たまりません🎶

これはどうも冨岡光学製ということでいいのではないか、と思います。

そう思って大事にしよう、っと。

さてもう一枚、5x4= 20pcsを例によって左上から逆S字撮影したものです。これもまたICEが合成を拒否凹凸

summer evening light 15


そこでフォトショップにて合成。飽きるほど待たされる凹凸。

完成後TIFFに落とすとなんと520MBありました~!。それをモノクロ化してさらに6x7サイズにトリミング。

一応ロクナナサイズで完成できれば善哉としましょう。

今後まだまだスキル獲得まで練習が続くでしょうが、しかしこんな描写のレンズなら励みがあるというものです。

冨岡光学製らしく(もう勝手に決めてますが)光の描写が秀逸です。

マイナーなレンズの山に埋もれて名玉があるなあ、と感じ入った次第でありまする。







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# by amselstillalive | 2017-07-08 02:42 | 写真撮影 | Comments(4)

ボケパノ(Bokeh Panorama)セカンドステージは67風の実現

あれやこれやと試してみて、機材、撮影方法及枚数、合成ソフトの三位一体がほぼ完成したので、このテクニックを利用してある程度の作品らしきものを撮ろう、ということがセカンドステージの意味と意義なのです。

そしてそれは以下のイメージが撮れたことから始まりました。

small but lovely thing<


中判銀塩は6x6版しか体験していませんが6x7版のほうがより良いと感じていました。

今、ボケパノという小さなセンサーで中判風イメージを模擬的に実現できるメソッドを得て追求するのはロクナナ、というのも無理なき処でありましょう。

ゆえに、これはよく撮れたと感じた時は6x7にトリミングするのです。

また逆に、撮影時もロクナナ風に撮ろうと試みることも肝心です。

そして好きな作家の作品もイメージします。

early summer 16

これが撮れた時は、敬愛するボケパノの大御所・Steven Hight氏の作品に近づいた~!と自画自賛したのでした。

これまではボケパノ撮影と合成のスキルの習得が第一であり、モチーフやテーマに思い至らず、という具合でありました。

しかしスキルを重ねコツがわかった後は当然これを利用して「作品」を作らなければ意味がありません。

そして以下のイメージを上記Hight氏やもう一人の大御所・Edward Noble氏が主催するFacebookのグループ『Bokeh Panorama』にアップした際に両氏からお褒めの言葉を頂戴した時は実に達成感がありました。

summer evening light 4

tumultuous background
(これのみAi Nikkor 55mmf1.2)


現行の中判デジタルはほとんどが645版(より若干小さい)で6x6や6x7版はまだありません。

また今の中判デジタルでも高価格なのに、もし67センサーが実現できたとしてもその価格は途方もないものになるでしょう。

そしてレンズも巨大になるにちがいありません。

という状況下で中判風のイメージを楽しむことができるボケパノという遊びは極めて有意義なものだと思います。

ボケやパノラマという語感に騙されてはいけません。これはあくまで35㎜版(APS-Cでもm43でもいいのですが)で中判風写真を作りだす遊びです

このことは英米の大御所のどなたも指摘していません。わたしがこう定義するのです。

日本語でこれを表すよい言葉はないか、と今こころのなかで思念をころがす毎日です。

何かよい言葉を思いつかれたらぜひ教えてください♪








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# by amselstillalive | 2017-06-25 18:20 | 写真撮影 | Comments(6)

ボケパノ(Bokeh Panorama)セカンドステージへ

ボケパノ(Bokeh Panorama)に関しては一月以上のごぶさたになってしまった。

この間、Facebookに『和風ボケパノ』というグループを作って有志と技術及品評交流をしていた。

4月から始めたボケパノだが試行錯誤の期間がほぼ終了したかな、と自己判断している。

BP1MS12bw
これなどは、50㎜F1.8(Rollei Planar QBM)をα7に装着したのだが、あまり歪みもせず3D感もよくでたほうだった。

できれば85㎜か135㎜がボケパノ向きだろうが50㎜もなんとか使える。しかもF1.8でもそこそこ行けます(^^♪

しかしながら85㎜F1.4で撮影するとほんと楽々とボケ、また浮き上がってくれるので楽しい。

early summer evening light


英米の大御所たちはCanon FD 85㎜F1.2Lが御用達なのは以前にも述べたがしかしF1.4でもまあ問題なく撮れる。

そこで機材はわたし的には、α7+Samyang 85㎜F1.4を定番とすることにした。

しかし、とくにボケパノを撮ろうとしてではなくお散歩カメラとして標準レンズをつけていてひょいと気が向けばボケパノを撮ることもある。

それが上のRollei Planarだった。これもあり、ですね。

Under the Lime Tree

散歩でも、今日はボケパノだと気合を入れる日もあるわけで、そういう時はモチーフを探す時もボケパノ視点になっている。

機材以外でも合成枚数と合成ソフトが重要なのだが、試行錯誤の結果今は3x3の9枚を左上開始の「逆S字」撮影にして、ソフトはマイクロソフトのICE(Image Composite Editor)を主に使用している。

これが自分的には一番楽でストレスなしにボケパノが合成できるというわけで、こうして、機材、撮影枚数と方法、合成ソフトのボケパノ三位一体がほぼ決まった。

決まる前には英米の大御所たちを真似て大枚のショットを重ねていた。

以下などは、6x4の24枚だった。

lonely bike

こうするとボケの部分が増加しまた画面が大きくなるのでよりボケパノらしいことは確かであります。

しかし急いて付け加えておくとこの時使用したレンズはAi Nikkor 55㎜F1.2でありました。

そのためよりパノラマ感がでたようです。

こうした経験を踏まえた上で、しかしあえてすでに述べたような機材と撮影枚数及方法、合成ソフトでじぶんのスタイルが決まったようなので、これからはこのテクニックを利用したセカンドステージへ進めるな、と判断したのであります。








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# by amselstillalive | 2017-06-24 17:20 | 写真撮影 | Comments(4)

Summicron-R 50mmの復活

ボケパノ用にととり急ぎ買ってしまったα7だが後悔はない♪

しかしもっぱらボケパノ用だけに使用するのももったいないのでオールドレンズも装着してみるのである。

すでに色々試してみたがやはり中でも一番凄みを感じるのは「標準レンズの王」といわれるSummicron-R50㎜だった。

early summer 5

ピンがきた点のシャープネスとボケとのバランスがまるでボケパノで撮った画のようではないか~!♬

これなら無理や面倒なことをしてまでボケパノ撮影するまでもない、とも感じる。

しかしあれはあれでまあ面白い遊びなんだから、と気を持ち直す。

early summer 4

Zeissは光の描写が得意、Leicaは影の描写に秀でる、がわたしの持論である。

ゆえにこのレンズに期待するのはやはり影の部分なのだ。

上の一枚の影のトーンを見て欲しい。しかもRAW現像ではなくJPEGで撮り出したカラー・イメージをモノクロ変換しただけなのでありますぞ、ご同輩。

色付きといえばこんなのもある。

early summer 14


かなり絞り込んで初夏の森の木漏れ日を撮った。これもやはり光より陰に主張を感じる画作りだ。

Leicaの設計者の嗜好性なのか企業の伝統なのかもしれない。

そして色合いはあくまで渋いのがライカさまなのである。

しかし、影に帰る。

once upon a summer day 3

光と影しかも影の描写となれば当然モノクロである。

斯くの如き光蜥蜴の活動期ともなればモノクロだけで撮りたい。

しかし渋味の色もみたいということでKlar(クリアー)というイメージモードで撮影しておきさらにモノクロ化する。

(ついでに文句をいえば、Sonyは欧州市場向けのカメラには日本語のメニューがない。ゆえにこのモードを日本語で何というのか知らない。これはNEX以来の奇妙なMKTGだ。欧州に住む日本人ユーザーは眼中にない、ということか?あるいは日本人だろうと欧州にいるなら欧州語に適応せよというありがたきご託宣なのだろうか?いずれにせよ不可解で腹立たしい。いちど日本語メニューをダウンロードできないのかと日本国内のサーヴィスセンターに問い合わせたが、できない、とけんもほろろの対応であった。Sonyは日本企業ではないと結論をだすしかなかろう。)

RAW現像は面倒なのでしない。

Fujiの場合はフィルムシュミレーションもRAW現像で転換できるし使用法も簡便なのでもっぱらRAW撮影するのだが、SonyのRAW現像ソフトは使い難い、ゆえにJPEG撮り出しのみである。

JPEGをいじるのは感心しないがこっちはまあFlickrや500pxなどに発表するだけなので気にしないことにしている。

summer evening light 3

ちらっと見ただけではRAW現像なのかJPEGをいじったのか判断はつくまいとタカをくくっているのだ。

だって自分でもわからないもんね。

これまでRAW現像にこだわってきたアホさ加減をしみじみと感じる。

RAW撮影を止めたのはα7のソフトの問題もあるがボケパノ撮影のせいでもある。

RAWどころか24MPをフルに使うことさえ剣呑なのでボケパノでは最小の6MPで撮影する。

これを9枚合わせれば54MP,そのうち50%がオーヴァーラップとして27MPだから、まあそれで善哉、なのである。




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# by amselstillalive | 2017-06-15 20:20 | 機材 | Comments(2)