アムゼルの個人的撮影生活とその結果報告および若干の意見など

X-M1回顧

もっかX-T10ばかりをもちだすので他の機材の出番がない。

2年半メインだったD610は、APS-Cでは不足するボケ味を楽しむためにキープするつもりだが、

X-M1をどうしようか、その判断の基礎とするために若干の回顧をしてみた。


N and lonely bench


これはXC16-50で撮影したが、ほとんどFOVEON並の高精細な描写に吃驚したものだ。

X20の描写もよかったが如何せん小さなセンサーサイズによる細部の甘さゆえフジAPS-Cでは最小のX-M1を試してみたのである。

キットレンズの優秀さも強く印象付けられた。

一方、アダプター遊びについても試したが、


Bokeh with Planar 2


Planar 1.4/50 T* ZSを装着してみた結果も善哉♪

35㎜換算75㎜の焦点距離だが十分なボケであった。

しかし、レンズとカメラのバランスはよいとは言えない。

そこで小型軽量のパンケーキXF27㎜をゲットした。



Central Station of Antwerp, Belgium


人によってはぼろくそ評価もうけるレンズだが、しかし個人的には見かけによらずによい描写であると判断する。

また、X-M1とのバランスも絶好である。

しかし

やはりファインダーなしの撮影スタイルがわたしめのごとくロートルにはなじまない。

そこで、X-T10の入手に至ったわけである。

さてどうするか?

描写そのものはむしろX-T10よりも繊細ではないか、という感じを持つ。

技術的に改善されているはずのX-T10が当然上のはずであるが・・・・

そのあたりまだ充分使いこなしているとはいえないX-T10であるので

X-M1を処分するのは今少しペンディングとしておこう♪







[PR]
# by amselstillalive | 2016-06-03 16:21 | 機材 | Comments(6)

XF35mmF1.4R、被写界深度の浅さを感ぜず

かって愛したSigmaのAPS-C用大口径標準レンズEX30㎜F1.4 と比して

どうも被写界深度が深いような気がしてならぬXF35㎜F1.4Rである。


Goldregen (Laburnum)


これはF1.6だったがシグマはもっとぼけたような気がする。

また以下も同様である。


Rhododendron subgenus Hymenanthes


これはF1.4開放なのにあまりぼけていない。

しかし、

と立ち止まる。

どっちも中景だからではないか~

もっと寄らねばなるまいよ。

で、寄ってみる。


Robinia pseudoacacia


けっこうボケた。

ここ数年D610に慣れていたせいかAPS-Cのボケに対し

どうせボケないという偏見があったのだろう。

中景でもフルフレームはもっとボケるゆえの誤解である。

APS-Cはそれなりにつきあう要あり、なのであった。


fragrant Bokeh


これは好みのF2であるがよくボケた♪

フジノンは寄れるレンズが多いのも

フジではフルフレームはやらないAPS-Cで攻める、というポリシーに基づき

それなりにボケることを追求した結果、寄れるレンズを開発しているのだろうか?

とすれば正解であろう。









[PR]
# by amselstillalive | 2016-06-02 16:40 | 機材 | Comments(4)

X-T10によるヴァレンシア Night Walk

ヴァレンシア旅行からすでに2か月になる。今週末は本来ならアムステルダムへ行く予定であったが事情があって流れた凹凸

そこでヴァレンシアのイメージを今少し使います。

今回は夜の街歩きである。


night street, Valencia


ヴァレンシアで治安についての不安は一切なかった。

むしろドイツの方がモロッコ人のごろつきの猖獗が目立つくらいだ。

またナポリのある地域など夜間足を踏み入れる蛮勇はない。

しかしバレンシアにおいては昼間路上でおねだりをするオモライ諸氏も夜間は姿を消す。

かれはも昼間は出勤しているだけにすぎないからだ。

ゆえに夜の街も安心して歩くことができた。



night street, Valencia


わが国の渋谷あたりの大騒ぎもなく人々はリラックスして街を歩く。

ここはツーリストもそれほど多いわけではないのでほとんどが現地の人だろう。

当地の人気(じんき)の良さをしみじみと感じる。

このことはもっとじっくり述べたいが日々印象が薄まっているので

それを語るためには再訪しなければなるまい。


night walk, Valencia


ある国ではかって貧しき頃のほうが治安が良く、経済発展して後に大いに乱れた。

故に「衣食足りて礼節を知る」というが如き経済と人気(じんき)との関連は実情と異なる。

人気(じんき)はその国や地域の場の力がかもすものである、と今は仮説を述べておこう。


ヴァレンシア旧市街は入り組んで迷路のようだとよくいわれる。

しかも店も少なく夜道は人の行き来もない路地も多い。

次回はそういう路地を紹介したい。



[PR]
# by amselstillalive | 2016-05-31 03:11 | ヴァレンシア | Comments(2)

Valencia Museum of Fine Artsにゴヤを訪ねて

ヴァレンシア美術館(Valencia Museum of Fine Arts、西:Museu de Belles Arts de València)は、スペイン絵画の巨匠たち、ベラスケスやエル・グレコ、ゴヤ、の作品が入場無料で観賞できるということで楽しみにしていた。

17世紀に建てられた神学校を改築して現在は美術館にしていているらしい。当時はすでにバロックの時代だが、さすが神学校とくにカソリックのなかでも極めて保守的なスペインらしくバロックの風味など一切ない建築物である。


DSCF6223


入場すると青屋根のすぐ下で一階はゴシックからルネッサンス時代の教会芸術が展示してある。

とはいえ当時のスペインは北部をのぞいてイスラム統治下であるからルネッサンスはなかった。

しかしイスラム・スペインが、グレコローマン文明を受け継いだイスラム文献をラテン語に翻訳してくれたおかげで、それが欧州各地へ伝わりルネッサンスの引き金になったわけであるが

イタリアで花開いた文芸復興とスペイン自身はまったく無縁のことだったのである。


DSCF6308


階上は、オランダ絵画、イタリア絵画とそしてスペイン絵画である。

ベラスケス、エル・グレコ、ゴヤを期待してはいたが、結果は期待外れだった。

ベラスケスは小さな自画像が一つ、グレコも一つしかない。


DSCF6300


そしてゴヤが二点。

DSCF6306


そのうち一点がDoña Joaquina Candadoのポートレートである。

Joaquina Candadoはゴヤ家の家政婦あるいは女中だったということだが、

まるで貴婦人のように描かれている。

ゴヤの親愛の情が乗りうつったものであろうか?


DSCF6304a


あとで気づいたのではあったが、

ここを訪れたこの日、3月30日は、ゴヤ先生の270歳の誕生日であった

これも一つのシンクロニシテイだった、としておこう。


さてこの美術館で、個人的に最も気に入ったのは、ヴァレンシア生まれの肖像画家

Joaquín Sorolla(1863 – 1923)の展示だった。

ゴヤ大先生とはスケールがちがうが、ご当地生まれということで特別に大きく鄭重に扱われている。


DSCF6295


ソロラは19世紀から20世紀の画家である。

わが国の絵画的興味はこの時代はなぜかフランスは印象派に集中していて

スペイン絵画など眼中にないのでほとんど知られていないが

きちんとスペイン絵画の伝統が継承されているのがよくわかるし

当時の流行もまた取り入れらているのも明白だ。

個人的にはツボにはまる表現である。


DSCF6297


この美術館はイスラム風の中庭も有名らしいが惜しくも工事中ゆえ参観不能であった。

機会があれば何度でも訪れたいこじんまりとした感じのいい美術館である。




[PR]
# by amselstillalive | 2016-05-22 21:31 | ヴァレンシア | Comments(4)

シャドーピープル X-T10によるヴァレンシア光蜥蜴6

ダイナミックレンジが広いX-T10は、シャドウとハイライトを調整してコントラストをあげても

白とびや暗部のつぶれもない。

しかしまったくないわけではない

結果、「シャドーピープル」が出現しその効果を楽しむこともできた。

at a corner of El Carmen <Valencia light & shadow>

これなども中心人物がほぼつぶれているが、よく見ると髪の色や形も残っている。

逆に壁面のデティールなども飛んでしまう一歩手前で頑張ってくれた。

こうなると面白い。

そこでこの効果を多用することになった。


at Plaza de Virgen, <Valencia light & shadow>


ここでは手前のたばこに火をつける男はほとんどつぶれシルエットだけになった。

しかし壁面の淡い影とのコントラストもでて撮影者は上出来と判断した。

同一場所で何枚か撮影したうちの他のイメージが以下だが

これはJPEGクラシッククロームで撮影したものをモノクロ化したものだが

劣化もほとんどなく広いダイナミックレンジのお蔭で

暗部もよく描写されている。


The house of rising sun, Plaza de la Virgen, Valencia

ここでは画面中央の街灯のたもとにいる人物がシャドーピープルとなったが

初老の女性とわかるほどつぶれずにいてくれた。

今回のヴァレンシアではこうしてたくさんのシャドーピープルが出現することになったのである♪








[PR]
# by amselstillalive | 2016-05-19 21:24 | ヴァレンシア | Comments(6)