アムゼルの個人的撮影生活とその結果報告および若干の意見など

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カリカリとゆるゆるのアムステルダム

今回はX-T10とX-E1の二台をぶら下げてのアムステルダム日帰りだったが

帰宅してPCの画面で見るとこの二機種の描写が斯くの如き異なることにあらためて驚いた。

いわば、カリカリとゆるゆるのアムステルダム、切り取る機材で随分と違う世界のようだ。

Bike at canal in Amsterdam 32
(X-E1+XF35mmF1.4R)


自転車の後輪マッドガードにピンを合わせたが、かなりのゆる~い雰囲気になった♪

開放絞りF1.4でシャッター速度は1/4000sでやや白とびだったがRAW現像で調整した。

一方カリカリ系はどうかというと

Bike at canal in Amsterdam 36
(X-T10+XF27mmF2.8)

シャドートーンを-2、シャープネスを-1で撮影したにも関わらず

かなりのハイコンでシャープネスが効いた出来だったので

これもRAW現像で調整してソフトな仕上げにしたのだが、X-E1と比するとデジタル臭い。

やはりゆるゆるが善哉♪

以下はかなりのゆるい描写なので自分でも魂消た~

Bike at canal in Amsterdam 33
(X-E1+XF35mmF1.4R)


後輪のタイヤ表面上にピンが来て、あとは全体がボケている。

APS-Cセンサーとは思えないボケ表現だ。

これも開放絞りF1.4でシャッター速度は1/4000s、白とびだったものをRAW現像で調整した。

これだけボケればフルフレームでなくてもいいな、と思わせる。

これもF2.8まで絞っていれば白とびもしないかわりにボケもしなかったろう。

XF27㎜パンケーキは開放F2.8なのであまりボケないのは道理だが

うっすらとくらいはボケもする。

Bike at canal in Amsterdam 31
(X-T10+XF27mmF2.8)


スナップならばこのレンズの方がボケ過ぎずに好ましい。

40㎜相当のやや広角幅も実に使いやすい。

50㎜相当であれば左上隅の人物はフレームインできなかったろう。

これもカリカリにならないよう調整したが

高精細な描写とハイコン性能はパンケーキと侮れない優秀なレンズである。

要は使い分けということだろうか?

最後に先月の拾遺だがカリカリの例として以下を

Bike at canal in Amsterdam 34


これはXF27㎜ではなくXF35㎜なのだが

F3.6まで絞った結果、斯くの如き描写となった。

これはX-T10のセンサーのせいもあるのだろうか?

X-E1をゲットしてみてX-T10の精細描写がよくわかったのである。







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by amselstillalive | 2016-09-28 05:05 | Amsterdam | Comments(6)

アムステルダムへ日帰り旅行の成果

先月の二泊三日に続いて昨日はアムステルダムへ日帰り旅行を敢行した。

日帰りは20年ほど前に団体でバスを貸し切って以来であった。

ICEで片道2時間、9時半に出発して11時半到着

帰路は6時半出発ゆえ7時間の滞在である。

もう何度も訪れたなじみの土地ゆえ観光的に見るべきものは見たし特に新奇なものもない。

ゆえに7時間の撮影時間でもう充分なのだ。

Bike at canal in Amsterdam 28
(X-T10+XF27㎜F2.8)

大体のところ撮るモチーフは運河に自転車と決まっているのである(苦笑)

ゆえに都市の細かいデティールをなぞる。

先月の二泊三日よりはきつかったものの、やはり土地柄が自分によくあったと感じる都市ゆえ気分がよかった。

天気も14℃前後という予報であったが、どっこい20℃近くになって温かい一日だった。

カメラはX-E1にXF35をX-T10にXF27を装着した二台体制。しかしちっとも苦にならないのは二台でD610一台分の重量しかないからだ♪。

Bike at canal in Amsterdam 27
(X-E1+XF35㎜F1.4R)

レンズ交換の煩わしさを避けるための二台体制だったが

帰宅後PCでチェックしたさいに以上の組み合わせは逆にしておけばよかったと後悔した。

X-E1はメカニカルシャッター最高速度1/4000Sのためf1.4絞り開放では白とびしていたのである。

(X-T10でもメカニカルシャッター最高速度1/4000Sだが自動でレンズシャッター1/32000Sに切り替え可能)

これがカメラのモニターではちょっと明るすぎるかな、という程度で

それほどの白とびには見えなかった。

たしかに撮影中、カメラのEVF内のシャッター速度標示が4000で紅くなって警告はしていたのである。

がしかしX-T10に慣れていたので軽く無視してしまったのだった凹凸

しかし幸いにもRAW同時記録であったから救えたものもあった。

このあたりヴァレンシアの教訓が生きている(苦笑)

at a café in Amsterdam
(X-E1+XF35㎜F1.4R)

上のイメージは路面電車の中から撮った。

ゆえにカッフェの客もカメラに注目していない。

場所はレンブラント広場であるが、光蜥蜴が活躍する天気の良さが感じてもらえるだろう。

スナップ的状況であるからISOを上げF4に絞っている。

X-E1のトーンの素晴らしさと精密な描写にうっとり

と撮影者は自画自賛するのであった♪


以下のイメージは一日のしめとして土地のビールを味わったカッフェからの光景。

今度はカッフェから路上の人々をねらう。

at the café 't Hooischip, Amsterdam
(X-E1+XF35㎜F1.4R)

なんだか無性にまた行きたくなってきた♪

わたしはなんでこんなにもアムステルダムが好きなのだろう?

前世の因縁でもあるのだろうか?

いずれにせよこの欧州でも指折りに美しい古都へ

わずか二時間のアクセス(電車または車)で到達できる環境に暮らしていることを

偉大なる誰かに感謝している。








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by amselstillalive | 2016-09-25 04:59 | Amsterdam | Comments(2)

今更ながらFujifilm X-E1をゲットしてみた♪

X-T10の描写ですが、どうも今一すっきりと腑に落ちません。

X-M1の方が自分の好みような気がします。

そこでX-M1と同じX-Trans CMOS初代センサー搭載のX-E1をゲットしてみました。

もう4年前のモデルですから中古相場ではかなりの安値でした。

my chair

早速、XF35㎜F1.4Rを装着してテストしてみました。

案の定、軟調で諧調もよく気に入りました。やはりX-Trans CMOSは一代目のほうが善哉のようです。


二代目センサー搭載機で最初に使用したのはX20でした。

その時もなんか違うなあ、という気持ちが払しょくできず手放しました。

どこに違和感があるのかといえば

やはり諧調でしょうか?

そして細部描写。

on the way to read


これは普通のモノクロで、シャドウ、ハイライトトーン、ノイズリダクション、シャープネスなどすべてデフォルト「0」設定です。

わたしがFuji Xに期待するのはこんな諧調と滑らかな細部なのです。

しかしX-Trans CMOSIIにはこれが欠けているような気がします。

より高精細が売りですが、なにデフォルトでシャープネスを高めに設定しているのではないでしょうか?

ゆえに拡大表示では細部が潰れて見えます。

siesta

そこで最近では、X-T10での設定をシャドウトーン-2、NRも-2、シャープネス-1で撮影しますが

それでもX-E1の滑らかさがでてきません。

やはりX-Trans CMOS二代目には改悪があったのでしょうか?

とするならX-E2もきっとだめだろうと思います。

fruits waiting for birds


こんな軟調な画は嫌いだ、というユーザーが多く

メーカーも商売ですから市場の動静に流されて当初のポリシーを忘れたのでしょうか?

あるいはわたしの撮影技術が未熟故に

二代目センサーで好みの描写が引き出せないのでしょうか?

しかしX-E1がわたしの悩みを軽く解決してくれました♪

complicated feeling


問題は三代目がどうなのかですが、X-Pro2は買う気になれずX-T2を狙っていますが未だ品薄状態で入手困難です。

年末には出回るでしょう。

X-T2の描写性能はむろん期待できそうです。

X-Trans CMOSIIIの24MPはフルフレームの36MP並みの高精細だそうで

D810より優れた画質だという評価も聞こえてきます。





昨日フォトキナで中判ミラーレス GFX50Sが発表されました。

まさにGamechanger、試合の流れを一変させる大胆な製品です。

このような製品を開発できるFujifilmを尊敬します。

そんな企業が開発したX-Trans CMOSセンサー三代目

その描写傾向が初代とは違う魅力があるのかどうかも気になります。

高画素は精細感以外にも諧調表現においても有利なはずです。

憶測するに初代と二代目間は特別な技術の発展はなく小手先のいじりで市場の要求に迎合した

というと身も蓋もないいい方ですが、実際のところは当たるとも遠からずではないかと思っています。

しかし三代目においてはかなりのテクノロジージャンプがあったのではないか

と期待しているのです。

それが自ら確認できるまではX-T10よりこのX-E1を重用することになりそうです♪








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by amselstillalive | 2016-09-21 22:20 | 機材 | Comments(6)

Summicron-R 50mmを75㎜相当で使用することに慣れよう

前回は一枚しか紹介しなかったオルタナティブ②のSummicron-R 50mmでしたが、オルタナティブ①でレンズをX-T10に装着し75㎜として使用したイメージをもっと載せておきます。

前にも言及した高梨豊師の焦点距離=年齢説によれば

わたしめが75㎜を使うべき年齢にはまだ遠いが

安心している場合ではないとも言える。

今から少しでも75㎜に慣れておいた方がよい凹凸


as sumi-e


そんな人生の秋が迫っている。

Summicron-R 50mmはご承知の通り開放絞りF2だが

開けてよし絞っても佳し、の標準レンズの王者と呼ばれる神であるゆえ

絞ってみたのだが実によい描写だ。

オリジナルのLeica R(わたしの場合はR7だったが)では果しえなかった精密描写である。

ほぼ同じ場面を縦にしてみる。

the tree


X-T10はどうも細部が潰れると思って設定の仕方を色々検索した結果

シャドウを-2、ノイズリダクションも-2とすると

つぶれにくくなるという事を知ったので実行してみた。

ついでにシャープネスも-1にしてみた、

その結果、拡大してもつぶれなくなったようだ。

一方、

開放では如何?

autumn light 3<

やはりよくボケる♪

これは遠い後景がよくボケたのであって、じゃあ寄った場合はどうか、といえば

autumn light 2


てな具合である。

F2でこれだけボケればAPS-Cセンサーでもバカにはできない♪

また精一杯寄ったものの75㎜相当の距離感がある。

しかも75㎜のやや長のレンズで50㎝まで寄れるか?というザマミロ感も味わえるぞ(^^♪

んで

もっとギリギリ寄って見た

herbst

う~~~む善哉~!

開けてよし絞ってもよしがよ~く実感できたし、

またLeicaらしい描写、特に発色が味わえる

それはクラシッククロームのおかげもあるが

X-T10とはなかなかよいコンビであることが了解できた。


autumn light


EVFの拡大機能のおかげでピン合わせも楽である。

(これが、X-T一桁機ならもっと楽だろうな)

と、余計な邪念も湧くが

それはとりあえず脇に押しのけて

大満足のSummicron-R 50mmであった~♪





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by amselstillalive | 2016-09-19 01:31 | 機材 | Comments(4)

Planar 1.4/50 T* ZS とSummicron-50の使い道

さてKIPON製フォーカルレデューサーアダプターを使ってみたものの非点収差(グルグルボケ)が酷く

とても使い物にならず即返品してしまったことは述べた。

がしかし持ち腐れになっている神レンズをどうするか、という問題が残り

EOSフルフレーム版かα7かという選択肢があるものの

実はどちらもどうも気が進まない。

EOS6Dは、D610を購入するさいどちらを選ぶか最後まで迷ったものの

EOSのキレイキレイな描写が好きになれず選択から落とした。

一方、α7のデザインがいまいち好きになれない、ということがあって

決断は今年のフォトキナで発表されるかもしれない新製品を待つ、ということにしている。

しかし、これまでの情報ではNもCもフルフレーム版ミラーレスカメラは出しそうもない凹凸

そこで今あるFuji XとD610でとりあえずはしのぎたい。

オルタナティブその①
35㎜版焦点距離50㎜を75㎜としてAPS-Cカメラで使用する。具体的にはX-T10になる。


autumn light 2


X-T10に普通のアダプターM42-FXでPlanarを装着する。これで75㎜相当だ。

75㎜というのは尊敬するセイケトミオ師もちょっと長い標準レンズとして使用されておられるので

わたしもこれを標準レンズと見做してもよかろう。

またAPS-Cセンサーなので35mm版周辺部がおとされて中心部の美味しいところだけを味わうことができる

というのは周知の言い訳である♪


autumn light


しかし撮影者本人が納得の上で使用すればなんら問題はないのだし

75㎜というのはライカさまやコシナがライカMマウント用に製造しているものの

世間一般ではあまり認知されず85㎜の陰で泣いているのではないか

これを日向に出してあげようよ、という親心も麗しいではないか♪

さて、

オルタナティブその②であるが、
無限遠を出すためのレンズを仕込んだアダプターを使用する。

具体的にはM42、Leica RをD610に装着するわけだ。

かってはM42-Nikonのレンズ付きアダプターはフルフレームカメラではミラー干渉するといわれていたが、そうではないものが出回っている。

すでに使用したがここではスルーをとりあえずしておき、Leica Summicron-R 50mmをD610に装着した例を

N with lonely bench
これはかって旧ブログでも紹介したと思うが、けっこう気に入った出来なので再度掲載する。

だっていかにもライカさまな描写ではないか♪

しかし旧作ばかりでもなんなので

新作もひとつ
growing autumn 2


どちらも目立った破綻はなくとてもよい描写だと思う。

さすが標準レンズの王者ズミクロン50㎜さまである。

しかし、

この方法はやはり機材が重い。

還暦を数年過ぎた老体にはもうDSLRを振り回すのは無理で無謀な体力消費のようだ。


ということでしばらくは、オルタナティブその①で行こうかな、

と自分を納得させているところなのであった♪






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by amselstillalive | 2016-09-13 18:05 | 機材 | Comments(8)

Amsterdamに惹かれる理由

初めてアムステルダムを訪れたのはもう27年前になる。

夏の休暇でギリシアへ飛ぶ、廉いチケットを買ったらその出発地がブラッセルだった

そこでついでにアムステルダムも見ておこうとしたのだった。

第一印象は中央駅が水の上にあるかのごとき風情だった。

そして街中を巡る運河と。

まるで深川だ、と思った。

Bike at canal in Amsterdam 12

建築物や人々は目に入らず運河だけが印象に残ったわけである。

時はもう晩夏でしかし陽の光が水に反射して眩しかった。

どこをどう歩いても運河と橋にぶつかる。

いったことがないベネチアも斯く有らん、とも思った。


at a corner of Amsterdam


そこにある建物群はほぼ17世紀、オランダの黄金時代のものが多い。

わが国では江戸時代だ。

幕末明治初期の写真に残された江戸の街並みは美しい。

建物の様式に統一感があるからだが、

アムステルダムでは400年来の建築が廂を並べているゆえ美しくないはずがない。

LOOK AT US!


偉大な時代の優秀な国民が築き上げた誇りある首都ゆえの威風堂々たる佇まい

石の建築と道路で固めた市街を幾何学的に掘られた運河が街を水没から救っている、その智慧。

いかにも欧州らしいその景観に嫉妬を覚えた。

わが国は何故然らざる。

serene


当時は斯くの如き思いを致したものの歳月とともにこちらの思考も変容した。

それにもかかわらず水の上の美しき首都は静かに眠るが如く

ゆったりと羊水の中で胎児が見る夢の如き夢想をむさぼるのである。





試しに以下をバックグラウンド・ミュージックに再度写真をご覧になってくださいまし♪







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by amselstillalive | 2016-09-11 21:08 | Amsterdam | Comments(2)

KIPON BAVEYESのフォーカルレデューサーアダプター 0.7x を試す>>Conclusion

さて、KIPON製フォーカルレデューサーアダプターのテストの二回目は、

Leica Summicron-R 50mmを試してみた。

ご承知のようにズミクロンは絞り開放F2である。

同じくF1.4のプラナーとどう違うのか、がポイントである、が。

まず結論から述べてしまおう。

結論>>返品、である凹凸

理由を作例でご覧いただきたい。


focal reducer testing 7


前回と同じ車を撮った。

路面が前回ほど歪んでいないのがわかる。F2開放だが(以下全て同様)そのせいなのだろうか?

しかし画面上方の木の枝あたりに非点収差が出ている。

ヘッドライトにフォーカスしたがやはりシャープだ。

フォーカスを中景にすると

focal reducer testing 9


これも後景に非点収差がでてみにくい。

これでおよそ気持ちが決まってしまったのだが念のため続けて試写する。

自然物はどうか?


focal reducer testing 8


前ボケが流れて五月蠅いが、しかし影の描写はやはりライカさまだけのことはある、と唸らされる。

そこでやや決心が前ボケの如くゆらぐのだが・・・・

以下で再度決心をかためることになった。

focal reducer testing 10


木の枝を見上げる角度と距離によるものだろうか

非点収差が酷い。

しかも周辺部といわず中心部にいたるまで盛大に収差がでている。


前回も述べたが、これを楽しむ、という趣向もあっていいわけだが

腐ってもズミクロンさまではないか~!

これもまことに遺憾!!

ということで返品に決定したのである。

そしてこのエントリーを書いている時点で返品発送はすませた。

昨晩販売者にRMAリクエストを送ったら今朝はもう返品用DHLのエチケットが送られてきた。

仕事が早くて結構である。


focal reducer testing 11

斯くの如きていどの収差にとどまってくれていたなら返品はしなかったろうが、もう済んだことだ。

KIPONのアダプターの品質についてはNEX 3時代に苦い経験がある。

例えば、NikonG用のマウント部がゆるゆるだった、また逆にL39がきつすぎた(これはたぶん設計時にライカをけちってゾルキを使用したのだろうと憶測する)

またQBM用では無限遠がでなかった、エトセトラ・・・

KIPON社にはその旨フィードバックをしたのだが改善されたのだろうか?

アダプター遊びやアクセサリーによるドレスアップなどの記事や出版物で有名なS氏をご存知だろう。

SNSでこっそり尋ねたところ、S氏もそれらについて確認してくれた。

しかし業界人ゆえ公にそんな発言はできない。

ゆえにここでもS氏としておくのである。

S氏は、くわえて、「でも今はカイゼンされたようですよ」、と付け加えるのを忘れなかった(笑)。

しかしわたしは業界とは無縁の一ユーザーであるから声を上げて云う。

KIPONはこんな品質の製品製造と生産管理では今後発展できないよ~

と。

CEOでオーナーのイワン張くん、貴君は日本語の使い手故、この記事を読む機会があればよくよく考えてほしい。

貴社の製品はデザインがよく価格も適正なので人気があるが、クオリティに関する失望から離れてゆくユーザーも多いのだよ。


というわけで、まだ高価格のメタボーン製品はどうかという疑問がないわけではないが、

フォーカルレデューサーアダプターに関してはわたしの中で終了してしまった


持ち腐れしている神レンズを今後どうするか、という課題だけが残った凹凸。

まあ、あとはEOSフルフレームかα7シリーズか、という選択にやはりなるのであろうが・・・














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by amselstillalive | 2016-09-08 19:00 | 機材 | Comments(4)

KIPON BAVEYESのフォーカルレデューサーアダプター 0.7x を試す

フォーカルレデューサーアダプターというものがあって、ずっと気になっていた。

フランジバックの短いミラーレスカメラゆえに可能になったアダプターだ。

35㎜版レンズをAPS-Cセンサー搭載のミラーレスカメラでオリジナル画角を得られる、ということが売りである。

フォーカルレデューサー(focal reducer)は、直訳では「焦点距離縮小する者」である。

こんな難しい言葉を用いなければ、「縮小リアコンバター」だ。

0.7倍のワイドコンバータということだ。それがアダプターになっているわけで

ゆえにこれを装着すると焦点距離が0.7倍、絞りが1段減る、というわけ。

いくつかの生産者があり直接また代理店が販売しているがその中で比較的廉価でデザインが秀逸なKIPON BAVEYESのものでEOS-FXをを選んだ。

またKIPONは最近大きく価格を下げ200ユーロを切ったことも理由である。

EOSレンズは一つしか所有しないがなぜEOSかといえば、

EOSにはM42、Leica R、Y/Cなどのレンズをもうひとつのアダプター経由で装着できるからだ。

レンズはまずZeiss Planar T* 1.4/50 ZSを試す。

focal reducer testing


Planar ZSにM42-EOSのアダプターをかませそしてフォーカルレデューサーにつなぎそしてX-T10に装着。

計算では、焦点距離50mmx0.7=35mm, 明るさF1.4 x0.7=F0.98が得られることになる。

それがAPS-Cセンサー上では、焦点距離35mmx1.5=52.50mm, 明るさはF0.98、しかしボケ量はF0.98x1.5=F1.47となるはずだ。

たしかに焦点距離は感覚的に標準レンズだが、

しかし樽型収差がでた。路面の線が歪曲しているのがわかる。

focal reducer testing 2

これも同様に前輪が歪んでいる。

しかしながら両者とも中央部のフォーカスはシャープである。

オリジナルよりシャープかも知れない

オリジナルでF1.4開放ではややにじんだような表現だがここではそれがない。

それでもノクチのように明るいか、と問われれば、そうでもない、

いや、知らない、と答えるしかない。ノクチを使用したことがないもんね凹凸

それはともかく

以上二枚はフォーカスを前景にもってきたものだが

これを中景に移動すると

focal reducer testing 3


収差があまり目立たない。

それでも後景の木のあたりの収差が気になる。

木といえば以下である

focal reducer testing 4


いわゆる「グルグルボケ」、正しくは非点収差が盛大に出た~しかも周辺部だけではなく中央付近まで~!

以上三枚はすべて絞りF1.4で撮影した。

オリジナルのボケはこれほど酷くはない。

これではまるで性能の悪いロシアンレンズである。

もちろん「グルグルボケ」を楽しむ、という趣向があってもよいが

しかし腐ってもPlanarであるから、これは遺憾凹凸

以下の程度なら我慢ができる。

focal reducer testing 6


ためしに絞りこんだらどうなるか、一段ごとに絞って撮影してみたら、F8でやっと非点収差がおさまった

よく各絞りで撮った作例を貼る人がいるが、それはわたしの趣味ではない(だって面倒じゃん)

ただ信じていただくしかない。

F8だと上記計算上ではF5.6だからまあそんなものか?

この時点ですでに気持ちは返品に傾いているのだが、

返品期間はドイツの法律で2週間あるので

もひとつ、Summicron-R 50mmを試してから結論を出すことにしよう。















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by amselstillalive | 2016-09-07 04:58 | 機材 | Comments(4)

黄昏、そして夜の雨にうたれるAmsterdam

17世紀に黄金時代を迎えたオランダとアムステルダムである。

そのころの建築物が土壌のゆるいデルタにひしめいて建てられ

今や歪んだものも多いのだが、それでも華やかだった時代の名残を濃厚に残している。


two lonely people


もとは東インド会社の建物だった市立資料館の近くの橋のふもとにならんですわり、それぞれがそれぞれのスマートフォンに夢中の二人

なんとも侘しい光景である。

その資料館前の通りには

もうすっかり黄昏が落ちていた。

twilight on Amsterdam 2


いずこの都会でも黄昏はせわしない人々の流れが生活への郷愁を誘うが

かって世界の海をわたり富をかき集めた小さいが大事業をなしとげた国の

その首都ゆえにまた独特の味わいがある。


twilight on Amsterdam 3


市内を四通八達した運河のそのひとつに

すでに宵闇が迫っている。

こころにしみわたってくるかの如き夕暮れだ。

生活者なれば家路を急ぐころといえども

旅するものにとっては故郷に思いをはせるしかない時刻である。


emoticon-0158-time.gif


さて、夕食をすませ宿にもどろうかというころ

突然の大雨に降りこめられた。


hard rain falling on Blauwbrug("blue bridge") Amsterdam

宿はエルミタージュ美術館アムステルダム別館の近くなのだが

そこまでとどりつくまえ、Blue Bridgeのあたりで動けなくなってしまい

橋のたもとのカッフェーで雨宿りをする。

街の昔の古い夢も、世界中から集まる様様な人々の想いもすべて閉ざすが如く

激しい雨が降り続く。

運河の水も天の雨もまざりあい黒々と流れる古都の夜であった。







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by amselstillalive | 2016-09-03 22:48 | Amsterdam | Comments(6)