アムゼルの個人的撮影生活とその結果報告および若干の意見など

ボケ、Distagon 2/35 ZEの場合

さてDistagon 2/35 ZEのボケ具合ですが、あまりボケない、これが結論ですが、それじゃあ話が終了してしまう。

開放値F2というレンズながらいかにボケさせる、これがテーマであります。

まずは寄る、これが基本でしょうか?


bike at water in Amsterdam


こうすると背景がボケる、それほど激しくボケるわけではないが、ボケた感じはする🎶

しかも主要モチーフ(つまりピンを合わせた対象)周辺の事情が写りこむところが35㎜らしい。

同じモチーフを別の角度から
bike at water in Amsterdam 6


結局は寄ると背景がボケるわけだが、しかしやはりボケが不足しているのは否めない。

ただどのあたりまでその不足が許容できるかだが、ボケだけが写真撮影の醍醐味ではない、と問題から逃避することもできる。

しかもこの逃避は、もっと大口径の重くて値の張るレンズをゲットしようというロジカルだが危ない欲望を抑圧するという効用もある♪


bike at water in Amsterdam 3


その深層心理学的作用もあってかF2開放のボケは非常に微妙なのであります凹凸

そして510gというけっこう重いレンズを持ち歩いて得た撮影結果なので

そういう心理的損得勘定も働いて、よいボケである、と自己欺瞞さえ表出することにもなる。

ああ、ということでどうも素直になれないF2開放値なのであります。

率直に言えば、ボケを追求すならこのレンズでは駄目よ、ということになってこのエントリー開頭に回帰してしまうのです。


in front of the café


心理的といえばモチーフにより意識の指向性がボケ具合にも影響するかもしれないという仮説が有効かもしれないという一例が上の一枚であります。

この場合は前ボケ後ろボケを強調したかったわけではとくになく、ただひたすらピンをあわせた対象に意識が集中したためレンズがその心理を読み取ってくれたのだろうか?

レンズの被写界深度と撮影者の心理状況という興味深いテーマがここにあるようです。♪

それでもやはり背景が判別がつく程度に写っているわけでボケはまあまあという程度にとどまっている。


Dyane 6


とはいえ、重高大の大口径ズームを持ち歩いて(もってないけど)F2.8の開放値しか得られないという悲惨な状況よりはなんぼかまし、

と、どうもネガティヴな設問をわざとして、いやそれよりは、というせこい言い訳をするようでまことに忸怩たる思いを味わうはめになるのだが、

それでもいいレンズなことは間違いない。

ボケとシャープネスとのバランスと、さらにいえば例の切ない感じを切り取るというか、撮影者の情緒を受けとめるセンシティヴさというか

実に人間的な描写性能をもつ秀でたレンズであることは何度強調しても充分ということはない(^^♪

腐っても(別に腐ってはいないが)ツアイス・レンズなのであります。

memory of you Amsterdam


という結論に至りました。

最期の二枚はモノクロに色を付けました。シトロエンDyane6の場合は懐古調を強調したいためにセピアにしましたが、その次は緑の色をつけました。

これは、以前、通いのラボで教わった、モノクロに色をつける手法で、こうすると中間トーンが綺麗に見える、という一種の目くらましなのであります(^^♪

ボケが強調されるというフェイクにもなっているようでもあります。♬🎶






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by amselstillalive | 2017-07-21 17:23 | Amsterdam | Comments(0)
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